※全18巻の感想をまとめてこちらに。
先に知って読み始めたのは『玄武開伝』の方で、時系列的にはそれが正しいんだけど、やっぱり最初に描かれた『朱雀・青龍編』は必読かなと思って読むことにした♪
…ぶっちゃけ、第2部は要らなかった!笑
鬼宿と魏って、やっぱ全然別人だし。少女漫画のセオリー的に、実に13巻分もの壮大な愛を裏切って別人とくっつく結末があっていいのか?!という気がするw
さてそれでは、特筆すべきキャラとエピソードについて少々…↓
☆美朱
親の離婚とか高校受験とか大変だったのに、あんな天真爛漫で…まぁ、唯ちゃん側からみると羨ましい“お得な奴”だよね。
(ドジだから周りに必ず守ってもらえて、鬼宿には強く愛されてて。)
でも本当は、もしかしたら唯ちゃんよりも人に気を遣ったり、色々抱えて生きている子なんじゃないかなと。
まぁ玄武の巫女・多喜子に比べたら、美朱も唯ちゃんも甘ちゃんだけどなw
★房宿
可哀想だった。心宿ひとすじだったのに…。
でも実際、心宿は房宿のこと大事にしてたと思うんだよね。
誰を利用して切り捨てようとも、心宿は房宿のことだけは最期まで手放さなかったもん。(>_<。)
☆鬼宿
ずっと家族のために頑張ってきたのに、その家族を敵に惨殺され…
異世界の女の子二人から告られ…
突然本の中だけの存在だと知らされ…
何も知らない純情少年には相当キツイ、激動の1年間(くらい?)だったんじゃないかと。笑
だからこそ、苦しんだ分そのあと美朱と幸せになってほしかったのに……第2部がコレジャナイ感!!
第1部ラストで美朱と再会(奇跡に理由は求めませんw)、「我愛你」で完…涙、涙の感動!~じゃあダメだったんかい!Σヾ(☉_☉;)笑
☆美朱兄・奎介&その友人・哲也
妹が本の中で大冒険してる間、現実世界で「四神天地書」の過去をめぐる、もう一つの大冒険を繰り広げていた二人。
アニメ43話だったか(たしか原作にはなかったシーン)、ようやく再会できた白虎の巫女・鈴乃さん×婁宿さんを妹の姿に重ねてお兄ちゃんが涙するシーンなんて、感涙ものだったわ。゚(゚´Д`゚)゚。
心宿との最終決戦で、翼宿と井宿を呼んだのとかもナイスアシストだったw
メディアミックスされた作品は映像→原作の順で見ることが多く、例によってこの作品もそうだったせいか、どっちかというとアニメの方が総合的に良かったかなと。
ただ、朱雀への3つめの願いの違いについては――
マンガ=自分たちのことについて願う(鬼宿を現実の人間にして欲しい)
アニメ=戦いのために荒廃した現実世界の修復を願う(自分たちのことは、誰かに願うことではないから)
…これはどう考えても、原作推しw
ここまできて、誰かのために二人のこれまでの悲願を捨てられるようなカップルじゃないっしょ、君ら。笑
最後に…『ふし遊』は奥が深い!
別々の女の子が垣間見た奇跡が一つの繋がりを持っている物語、すごい面白かった!
『玄武』はまだ連載中だけど、『朱雀・青龍』で多喜子の運命分かっちゃったから…これからどうなるのか気になる!!