桜通信 15 (ヤングサンデーコミックス)

著者 : 遊人

• 小学館

感想・レビュー・書評

[キじばと。。さんの感想 · 2017年5月30日]

けっきょく冬馬は、堀田美枝子とも関係を持ってしまうことになります。こうして多くの女性たちとの浮気をしながらも、最後は麗のもとに戻って頭を下げ、彼女とよりを戻したいと告げます。そんな彼に対して麗が出した条件は、百八の石段がある神社でお百度を踏んでほしいというものでした。

冬馬はお百度の参拝を繰り返す中で、自分が本当に心から願っていることが何か、気づいていくことになります。

麗の父親の翳もしだいにちらつくようになり、ようやくラスト・スパートに向かってストーリーが少しずつ転がり出したような印象があります。