ジャジャ (サンデーGXコミックス 10YEAR’S CHRONICLE)

著者 : えのあきら

• 小学館 (2010年9月17日発売)

感想・レビュー・書評

[ヤマスカさんの感想 · 2010年9月17日]

どうしても「バイクマンガ」と繋がりがちな「ヤンキー文化」というのを上手く切り去って（キャラクターとしてやや残ってはいるけど）、「バイクのマンガ」として、全くバイクの知識がない人でもその歴史、文化、果ては携わる人々の哲学まで触れられる様にしつつ、体裁としてのラブコメもキチンと面白い、そんな奇蹟のようなマンガ。それがジャジャなのです。とても面白いマンガです。

コレはホントに傑作選。
ただ既刊を持っているならほぼ意味はない。｡
ジャジャの原点となったという10ページマンガのためだけに750円か。
しかし読み比べることで、「ジャジャを本当に面白いマンガにしてくれてありがとうございます」というえの先生への感謝の念が強くなります。
収録された話も、「ああ、アレも読みたかったな」的についつい不満が溜まってしまう。まあジャジャの魅力の詰まっている「ローラ」の話があるので、よしとしますが。

でも、やっぱりミニジャジャ付けても罰は当たらなかったんじゃなかろーか？