GOGOモンスター (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2000年10月23日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (455ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091793416
作品紹介・あらすじ
僕たちにはもう見えない。彼にはそれが見えた──コミック界を震撼させた、鬼才渾身のオール描き下ろし450ページ!! 豪華ケース入り!!
感想・レビュー・書評
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大家の監督の映画のような趣。
成功を収めた漫画家が自分の好きなアート表現を突き詰めたいというような。
絵の力がすごい。
雰囲気的には童夢あたりの大友克洋や、不穏な空気の山本直樹あたりをほうふつとさせる。
2001年宇宙の旅も入っているような。
ポエム的な部分が強く、静かで少しナルシスティックな雰囲気となっていて。
破天荒な軽さも松本大洋の持ち味だと思うが、そこらへんがないので、若干息苦しかった。
Blueとかに似ているかな。ストイックな。
肩に力入り過ぎで。
もう少しクールに引いた感じがあった方がより大きな作品になったのでは
と思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
450ページに及ぶ松本大洋渾身の描き下ろし作品です!!祖父江慎さんによるケース入りのブックデザインも含めて「手許にずっと置いておきたい宝箱のような作品」となったと思います。大洋氏自身も執筆後、「描き下ろしは人にはお薦めしない」と語っていたように、正直、2年半くらいに亘る制作期間は、結構しんどかったです(僕自身は描いてないので、物理的には楽をしていたのですが…ただ、精神衛生上はよくなかったです)。名作映画を観るように、好きな部屋で、ゆったりとした椅子に座り、好きな紅茶でも啜りながら、この作品世界に飛び込んで心行くまで浸ってほしいと思います!! ちなみに、“IQ”を下から煽って、飛行機が上空を横切るカットは、数ある大洋漫画の名場面の中でも、鳥ハダものの出来だと思います!!
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よりわかりやすく具体化したのが鉄コン筋クリートなら、
より本来の心理を表情したのがこの作品かもしれない。
どっちも存在する。
小さな頃はそれをわかっている。
知識がきっと、目を閉じさせて、耳を塞ぐのだ。
ほんとはかんたんなことなのに。 -
なぜか家に三冊あります
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20230902再読
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本の形も内容も全て好き。
IQに憧れてダンボールを被っていたのは私です。
見えるのが普通で見えないのが能力。
人に見えないものを見えるのは普通。
人に見えないものが見えないのが能力。 -
相変わらず、こういう系が好きな作家さんだな~。ってくらい、感想は。
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1 発達するとは良いことばかりではない[加藤弘通先生] 3
【ブックガイドのコメント】
「発達するとは、得ると同時に何かを失うことであることがよくわかる漫画。」
(『ともに生きるための教育学へのレッスン40』66ページ) -
松本大洋氏の作品は初めて読みました。 『GOGOモンスター』を選んでみました。 しかし、凄いストーリーで、460ページもあるので、読み応えかなりあって最&高!! 立花とガンツとの会話が癒される。