美味しんぼ: 美味しい暗号 (29) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820396

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/フランス料理とラーメンライス▼第2話/天日の贈り物(アジの干物)▼第3話/東西うどん合戦▼第4話/美味しい暗号(アワビのシャブシャブ)▼第5話/親子のきずな(親子丼)▼第6話/灼熱のお茶(水出し玉露)▼第7話/「究極」の弱点・前編、中編、後編(鶏のボンボチの串焼き、ギンナンご飯、カツオの中落ち) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/化学部・平川が山岡たちに、いいフランス料理店を紹介してくれと頼んできた。実は最近、お金持ちの令嬢・季理子と付き合い出したのだが、普段はラーメンライス専門の平川には、彼女をつれて行けるような店の心当たりがない。おまけに、メニューやマナーの知識もないので、デートに付き合ってくれないかという。そしてそのデート当日、平川の顔を潰さないようにしながら、フランス料理店での作法を教えて行く山岡だが…(第1話)。▼猫好きの小泉編集局長が新しい子猫を手にいれた。今度の猫は両親ともにチャンピオンという血統の子猫。だが、どんな食べ物もまったく口にしないという。元の飼い主に「アジの干物が大好物」と助言を受け、早速与えてみたが、顔を背けていっこうに食べようとしない。小泉の命令で、子猫のための干物選びをさせられるハメになった山岡だが、デパートの干物売場である事実に気がつく(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/中松警部(第5話)、唐山陶人(第7話)、京極万太郎(第7話) ●その他DATA/表紙写真~あわびのシャブシャブ〔調理/REAGAL RESTAURANT〕

感想・レビュー・書評

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  • 栗田・山岡コンビの活躍は、相変わらず安定している。
    三谷夫妻にお子さん誕生とはおめでたい。今回も猫の面倒から暗号解読、政治の世界まで食べ物ひとつで解決という盛りだくさんな内容だった。
    さて、週刊タイムズに新社長が就任し、何やらコンビに一波乱ありそうな雰囲気だ。今後の展開が楽しみ。

  • 2冊有

  • フランス料理とラーメンライス
    食については、あまり見栄をはるなと言うことか。
    それにしても、社会人になってもラーメンライスとは。
    学生から 成長していない 食生活。

    アジの干物
    天然、養殖、輸入冷凍アジの違い。
    絵でかき分けているのが 偉いねぇ。
    天日で干した味でなくちゃダメだという 贅沢な猫の話。
    天日によって 味が変わる。そして風味がよい。なぜ?
    強制乾燥とどう違うのか?
    石油臭のするものもあるとか。

    関西と関東の味
    関東のうどんは、味がコク、黒い。
    美味しくないと関西人はいう。

    遺産相続の暗号が 毎年 誕生日に作る料理 
    アワビのシャブシャブ。
    ふーむ それが 暗号になるって無理だよね。

    親子丼。
    親子には 絆がある。

    日本のホンモノの美味しさとは、
    グルメブーム、美食ブームの中で
    本当に美味しいものは 水だし玉露。
    日系3世が、美味しいと思うものかな?
    おじいさんにつながるのか?

    究極の料理の弱点とは
    団社長に替わって、至高は美味しいけど
    究極は美味しくないという。
    ゲストに対する 気遣いが 至高にはある。
    こどもの頃にインプットされた味が、
    美味しいと言うことだが、あまりにも個人的な判断。
    →読者がどう見ているのか?
    という視点が欠落している。

  • ・ラーメンライスの食べ方を教えてくれたのはあなたが初めて。フランス料理は今まで大勢いたわ!自分のありのままの姿を1
    ・本物の干物じゃないと食べない猫もいる。天日干し、養殖は脂肪が多すぎる。
    ・シンプルうどん:麺ゆでる。水で洗う。鰹節をいっぱいかける。梅干ちぎる。ネギ類などを入れる。醤油、熱湯をかける。
    ・あわびのしゃぶしゃぶ 
    ・本当の日本は素朴でこんなにも豊かな国。
    ・玉露、鈴のよう、緑は黒め。水だし玉露が一番風味がよい。
    ・経済的に豊かになったが、本当の意味では豊かじゃない。一番大事なものを持っていないから。
    ・下がりカツオは脂も乗っていて、味の差がはっきりするのが中落ち。
    ・貧しくてもとても幸福な家族。

  • 若き実業家・団社長登場の巻。食に関することは大好きですが、どうもこの漫画はかなり読んでいる割には好きになれないな~。啓蒙しようとすることが、私の求めているものとは違うってことだろうケド。たまたま本日読んだ別の本でフランス料理の食前酒にウイスキーはOKといわゆる一流どころの方のお話が載っていて、ちょうどこの巻ではNOと書かれていたので、興味深かった。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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