黄昏流星群 35 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091825230

作品紹介・あらすじ

▼第1~4話/遊星萌ゆ

●主な登場人物/南原春彦(東都大学教授。50歳、独身。実家は資産家で厳しく育てられた)、ミュー(秋葉原のメイド喫茶のメイドとして南原と出会う)
●あらすじ/実家は資産家で日々勉強、習い事の幼少期を過ごし、その記憶にさいなまれていた大学教授・南原春彦(50歳)。秋葉原での講演の帰り、どういう場所か知らずに入ったメイド喫茶で出会ったメイドのツンデレな態度に、唖然としながらも心惹かれてしまう。その店で南原は、うっかり手帳を置き忘れてしまうが…(第1話)。 ▼第5~9話/嫌われ星 好かれ星
●主な登場人物/安藤明日香(現在ファミレスのキッチンで働く50歳、独身。彼女の作るオムレツは絶品)、澤田雅之(高校時代、学校一のモテ男にして安藤明日香の憧れの人。オムレツが大好物。50歳)
●あらすじ/50歳になる安藤明日香は、ファミレスのキッチンで働いている。彼女が作る絶品オムレツは、高校時代に憧れた男子への恋心のなせる技だった。しかし当時、けんもほろろに彼女をあしらったその彼が、32年後の現在、彼女の作るオムレツを食べに通うようになって…(第5話)
●本巻の特徴/萌えどころか恋すら知らなかった50歳の大学教授が、メイド喫茶で働く女の子・ミューに惚れてしまった。ミューとの恋に夢中になる男に待っていたのは…!? 大人の萌える(?)初恋を描いた「遊星萌ゆ」、ほか心が熱くなる大人の純愛譚、全2編9話を収録!!

感想・レビュー・書評

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  • 「遊星萌ゆ」東都大学教授の南原春彦は上流家庭に生まれ子供の頃から何不自由のない生活を送り齢も50歳になっていた。ある日偶然入ったメイド喫茶で知り合った金髪の少女ミューと知り合い落とした手帳を家まで届けてくれたことから付き合いが始まる。ミューの方は初めはからかい半分のつもりで近づいただけだったが悪い仲間にそそのかされ美人局をする。女遊びもせず真面目に勉強だけをしてきた春彦は優しいミューがそんなことをするとは疑いもせずに200万もの大金を脅し取られた上大学の権威を失墜させた責任を負い大学を辞職することになるがそれでもさらにミューの裸が流失したことを心配していた。その姿に良心の呵責を感じたミューこと堀井マキはその足で警察に出頭し無事に事件は解決する。「おかえりなさいませ、ご主人様。」小雨降る警察署を出たミューの元に傘を持つ春彦が迎えに来ていた。「嫌われ星好かれ星」高校時代の初恋の憧れの男性と30年以上ぶりに偶然の再会を果たしそこから結婚に至った安藤明日香であったが幸せの絶頂の最中に夫の雅之が若年性のアルツハイマーを発症する。日々病状は進行し日常の生活もままならない状態に陥ってしまうが、その「大変さを楽しむ」という医者のアドバイスを受けて、やがて自分のことも忘れさられてしまう恐怖におびえながらも何回も大好きな夫からプロポーズされる幸せを噛みしめて最後まで一緒に生きていく決意をする。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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