- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091831453
感想・レビュー・書評
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「白黒つければええってもんともちゃうねんけどな…」
スミ江さんのセリフに「全くそうなんですよ」と同意したくなる。
「この世で白黒つけてもいいのは~ぐらいなものさ」と、村上春樹風に言えればいいのだが、ろくな例えが浮かばない。
そんな簡単に白黒つけられるもんでもないですよね。
グレーを受け入れながらしぶとく生きていかないといけない時もあります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不完全燃焼気味だけど村上かつらというだけでも一読の価値あり。
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ノスタルジックで、痛い物語。
読後に感傷が胸に広がり、何とも言えない気分になる。
王道だけど、素朴な味わい。 -
16歳ってこんなもん
中学を卒業してすぐ家の事情で働きに出された主人公の瀬川かよ。
彼女は友達が欲しかった。
淀川の高架下で阪急電車が通過する時、大声で願いを叫べば叶うと聞いて叫んだかよのもとに一人の少女が現れる。
メインの登場人物の二人の女子高生は本当に等身大。友人関係で悩み、自分にないものを持っている友人に嫉妬し、進路に悩み、自分がどうなりたいか考える。見栄、嫉妬、羨望、煩悶、嘘、不安、焦燥、みーんな16歳のなかにある。
そんな中で救いになる存在がいれば、それが本当に友達なんでしょう。 -
積極的に泣かせようとするシーンはないのだけど
心の琴線に触れるシーンがやたら多くて その度に涙がポロリポロリ
かよちゃんのいじらしさが可愛いやら悲しいやら
いい話だなって素直に思えるマンガでした -
はぁーやばい、こういうの好きだ。過程の事情で進学せずあげ工場で働くことになった少女と、パートで働くことになった美少女との友情……物語になっていくんだと思う。萌えがあるわけでもなく、現実的な世界観ですし、別段百合百合しているわけでもないけれど、少しだけニヤニヤしてしまう、2人の関係がこれからどうなるのか先が気になります。
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心のツボを押してくれます。それが良いか悪いかは人それぞれでしょうが…何回も読んでなお、良さが溢れてくるマンガです。大阪が舞台というのが更にステキ☆
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16歳の主人公は高校にいかずに、工場で働いています。新しく入った、歳の近い女の子がやってきて、お友達になろうと近づいていくというお話です。個人的にちょいと人間関係の生々しさを感じました…
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サユリ1号で知った村上かつら。
やっぱり好きな世界。
2010.11購入 / 2010.11.4読了 -
『ラッキー』がすごく面白かったので、村上かつらさんの別作品を読んでみました。主人公のひたむきさに共感して、青春の痛みを感じずにはいられません!月刊スピリッツの連載も読んでみようと思います。
http://www.shogakukan.co.jp/magazines/detail/_sbook_2776910110