愛…しりそめし頃に… (6) (ビッグコミックススペシャル)

著者 : 藤子不二雄A

• 小学館 (2003年11月29日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第37話／結婚披露パーティー ▼第38話／ペンタッチ▼第39話／ギャグの花開く▼第40話／健康保険制度▼第41話／いく人くる人▼第42話／三人旅▼第43話／雪のトキワ荘▼第44話／新しい挑戦▼第45話／出会いは…●主な登場人物／満賀道雄（21歳の新人漫画家。高校の同級生・才野と共に漫画家を目指し上京）、才野茂（満賀と共に、トキワ荘で漫画への夢を追っている漫画家）●あらすじ／漫画家仲間の永田竹丸の結婚披露パーティに、正装して出かけた満賀たち。ケーキカットや、手塚治虫の祝辞でパーティーが盛り上がるなか、満賀は憧れの人・小鷹と出会うことに。思わぬ再会に満賀は…!?（第37話）▼ある雨の日、新連載「わが名はXくん」を始めた満賀のもとに、担当編集者の富江がやってきた。読者投票で1位になったという知らせを聞き、やる気満々で次回作に取りかかる満賀であったが…（第38話）。▼深夜、赤塚不二夫の部屋に明かりがついているのを目撃し、部屋を訪ねた満賀。すると、赤塚は穴埋め原稿を書いている最中だった。初のギャグ漫画を執筆しているということで、石森章太郎も手伝いに来て…（第39話）。●本巻の特徴／「ビッグコミックオリジナル増刊」2002年3月12日号～2003年7月12日号で掲載された全9話を収録。●その他の登場人物／つのだじろう（37、40～43話）、石森章太郎（39～41、43話）、寺田ヒロオ（37、39～41、43～45話）、赤塚不二夫（40、41、43話）、手塚治虫（37話）、講談社の編集者・富江道宏（38話）、小鷹洋子（37、45話）

感想・レビュー・書評

[minerva-48さんの感想 · 2012年3月17日]

『まんが道』の続編と位置づけられる作品。
昭和30年代、漫画黎明期をトキワ荘で過ごした若き漫画界の巨匠達の青春期が、当時の社会情勢などとともにリアルに描かれている。
作者の藤子不二雄A氏ご自身も、「この作品はライフワーク」と語っておられるとおり、ゆっくり、じっくり執筆されている。だいたい１年に１巻のペースで単行本として出版されている。
読者も、時折、前の巻を読み返しながら、慌てずじっくり、楽しみながら読み進めたい作品。