MASTER KEATON / 12 完全版 (ビッグコミックススペシャル)

  • 小学館
4.48
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本棚登録 : 367
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091841728

作品紹介・あらすじ

伝説の知的サスペンス、感動の完結編!!

「人間は学びたいという心さえあれば、どんな所でも学ぶことができる」恩師の言葉を胸に、ついにドナウ文明が眠る場所・ルーマニアへ降り立ったキートン。だが、彼を待ち受けていたのは、ルーマニア国中を震撼させる恐るべき大事件だった――!!
夢と絶望が眠る国で、キートンは何を見る!?伝説の知的サスペンス、感動と興奮の完結編!!
名作との誉れ高い『MASTERキートン』が完全版として復活!!雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。

感想・レビュー・書評

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  • 完全版第12巻、いよいよ最終巻になります。
    余りなじみのないルーマニアを舞台に、ドナウ河まで。

    - 君にこの風景を見せたい。

    こんな風に思える景色とそして人がいるのは幸せなコトだと、思います。

    そして、ユーリ先生のこの言葉には、

    - 人間はどんな所でも学ぶことができる。
     知りたいという心さえあれば……

    いつも勇気づけられます、"学ぶ"ことは人の本質だと、そう思いたい。

    最近、20年ぶりに「Reマスター」が連載されています。
    第2話は見逃しましたが、1話を見る限りは、変わらずに楽しめそうでした。

    コミックにまとまるのはいつか分かりませんが、楽しみに待ちたいと思います。

  • 17巻「学者になる日」から18巻「夢を掘る人」まで。

    とうとう最終巻になっちゃったよ…(;ω;)
    最後にふさわしい、中身の濃さでした。
    それでも内容けっこう忘れてる……ハドソン警部って、こんなにダメなオヤジだったっけw
    チャーリーは最後においしい所持っていけてよかったねえ。
    百合子ちゃんの同志的な恋愛未満も可愛かった!
    そしてキートン先生の最後の手紙にじーんと来ました。なんてラブレター……!
    前は気づかなかったけど、彼も成長する主人公だったのね。
    奥さんはあの風景見たのかなあ……
    読み直せてよかった。堪能しました。おもしろかった!

    チャーリーや百合子ちゃんは今どうしてるのか見たくなりました。
    Reマスターの単行本が楽しみであります!

  • うちの親父もはまった漫画。主人公はちょっと抜けてて、年下から舐められがちな元大学臨時講師、元英国軍軍曹、現保険機関役員の平賀キートン太一。キートンが主に欧州を舞台に奔走するほんわかミステリー(?)。コナンや金田一、ゴルゴみたいに1シリーズごとに完結する話の漫画にありがちなマンネリに陥らずに綺麗に纏まった巻数だと思う!80年代後半~90年代前半まで連載していた間に起きた冷戦終結、ソ連崩壊、ドイツ合一を題材に取り上げているのは非常に勉強になる。

  • だいぶ昔に読んだが、今回電子書籍化し、手元に紙の本がないので
    改めて買って読む。
    電子書籍版でも1ページごとではなく見開きで読むよう推奨されてたりして
    作者のこだわりを感じる。

    改めて読んでも、やっぱり面白い漫画だなぁ…と思う。
    短編を集めた感じなので読みやすいし、日本とヨーロッパを行き来しながら、保険の調査と言いつつハラハラしたり胸が暖かくなったりと読み飽きない。
    ってか、保険のオプって調査範囲幅広すぎやしないか(笑)
    そして危険すぎやしないか(笑)キートンだからなのか?

    最終巻、ルーマニアにて少しずつ自分の発掘ができる事になって良かったと思うし、娘の百合子にあてて書いた手紙だけど実はそれだけじゃなくて奥さんにもあててるんだろうなぁという事にじんわりと感動が残り続けた。

  • 夢を掘る人
    ずっとずっと
    どこにいても
    学びながら
    自分の夢が埋まっていることを信じて
    誰も何もわからない中で
    掘り続けられる人
    探偵業ではなく
    昔いた人達に思いを馳せる
    誰もわからないことを
    考え
    想像するのが楽しい
    その頃から
    ずっとずっと続いている思いなんだからこそ
    夢を掘っていく

  • 読み終わりました。

    最後はどうなるのか?キートンは無事なのか?

    ハラハラしました。

    でも これでおわってしまって残念です。

    あーあーあ 終わってしまった!

  • 西欧文明ドナウ起源論 わたくしあて私宛 らいもん雷文の女神のプレート オックスフォード大学で考古学を勉強するんです! いかずごけ行かず後家 革命に続く改革の嵐で教授達は保身に汲々として ノルド駅・ブカレスト・ルーマニア チャウシェスクの子供達 たっとい貴い ジェコバ村 嫁姑の問題 「人間はどんな所でも学ぶことができる。知りたいという心さえあれば」

  • 読み終わった。よかった。

  • 来てください。
    私は
    ここにいます。

    「夢を掘る人」大好きです。

    ———
    「マスター」は作中で2回(確か)、キートンを指してます。〝教官〟と〝達人〟と。個人的には、退屈ということを知らない(人)、が好きかなぁ。

    とにかく、無性に勉強したくなります笑

    考古学者にして保険のオプ。
    バツ1で元SASという過去。
    常に理想を追い求めながら、
    いつも現実に振り回される。

    人生の、
    そこかしこの琴線に触れる、
    どことなくやるせなさを感じる、
    うまく言えないけれど、
    そんなとてもいい感じの読後感、
    なのです。

  • 読了。リアルタイムでこの漫画を楽しんでいた世代です。縁あって再読しましたが、やっぱり名作。
    ベルリンの壁崩壊後の時代背景の中で展開される様々なサスペンス。読み始めると、その当時の匂いと空気感に引き込まれ、圧倒されながら拝読。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。1982年、小学館新人コミック大賞入選。1983年、デビュー。代表作は、『パイナップルARMY』(原作・工藤かずや)『YAWARA!』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』。

「2012年 『BILLY BAT(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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