黄昏流星群 (41) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 47
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091841834

作品紹介・あらすじ

愛は、哀しい。だけど不幸じゃない。

いつか自分の子供が欲しいと願う二人の女がいた。女と女。同性愛者(レズビアン)のカップルだ。二人は精子提供サービスの会社に登録し、女の一人が精子提供者である男とセックスし、無事妊娠する。だが、その女はその男を好きになってしまい…。愛し合っていたはずの二人の女の人生はどこへゆくのか?
別れ、再会…幸と不幸を噛みしめるような深い味わいの表題作「星子のロンド」
大手製薬会社の副社長、バリバリの仕事人間の男が、興味本位から、ホームレス生活を実践し…そこから男は、自分の人生に疑問を持ちはじめて…。「もんじゃ座の星」。
哀しくも、決して不幸じゃない人生の濃淡を描いた力作2題収録。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、
    子供が欲しくて精子提供会社に登録したレズビアンのカップルのお話と、
    ホームレス生活を体験した二日間の中でもんじゃ焼き屋の女将に恋をした大手製薬会社の副社長の話
    の2話。

    レズビアンカップルのお話は、精子提供会社ってこんなシステムなんだ~と感心すると同時に、二転三転のお話にハラハラドキドキ・・・。
    毎回、よくこれだけ色んな話を思いつくな~と感心します。
    やっぱり、私は弘兼さんのマンガの中ではこのシリーズが一番好き!
    人生って十人十色。
    世間一般の幸福観なんて関係ない!
    何が幸せかなんて、それぞれの人次第なんだな~とこれを読む度に思う。
    そして主人公たちが魅力的。
    皆、計算高くなくて、性格が明るい。
    こういう人間が人間として魅力的なんだ、こういう人間は格好悪い。
    それが私の思っているのと全く一緒で共感できます。
    今回もじーんときました。
    そして温かい気持ちになりました。

  • 2030年迄には同性愛者の婚姻も可能になる?
    お嬢様気質が抜けない奥様には気疲れが・・・・・
    相変わらず面白い!

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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