黄昏流星群: 七夕七年会 (8) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 58
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091842688

作品紹介・あらすじ

▼第1話/七夕七年会1~4▼第2話/我が星が果てるまで1~5●登場人物/寺坂泰人(会社員。29歳の時に7年間付き合った恋人と別れ、他の女性と結婚する)、藤倉澄子(寺坂の元恋人)、設楽ナツミ(シナリオライターの卵。寺坂に興味を持つ)以上第1話▼佐竹(優良企業の社長)以上第2話●あらすじ/寺坂泰人は、貿易会社に勤務する会社員。彼は29歳の時、7年間付き合った恋人・澄子と別れる時、ある約束をした。その約束とは7年ごとの七夕の日に会って、ベッドを共にするというものだった。その約束どおり、二人は別れてから7年後、14年後の2回、会うことができたが、3回目の21年後の七夕の日に澄子は現れなかった。しかし、待ち合わせのレストランにいたナツミという若い女性と知り合って……(第1話)。▼大きくはないが優良企業の社長・佐竹は、仕事一筋で生きてきた。ある日、佐竹は人に勧められて何気なく人間ドッグを受けるが、そこで異常が見つかった。胃ガンであった。“余命は、半年からもって1年”と宣告された佐竹は、仕事をやめ、死ぬまでに会っておきたい3人を捜す旅に出かける(第2話)。

感想・レビュー・書評

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  • 1-20巻セットで20.00

  • 「七夕七年会」別れた2人が7年に一度の約束で会おうという企画は面白いが本当にあったらおそらく1回目でさえ実現しないような気がする。けれど稀にその約束を守る人はいるだろうしそれを守ってくれる人とは普通の関係ではなくとも繋がりを持っていても良いと思う。夫婦互いに。そしてそれを年を取ったら話せる夫婦の関係性になっていたら何て素敵だろうと思う。側から見たらかなりグロテスクに見える可能性もあるが。当人たちにとっては、或いはその経緯を知っていれば別に良いのではないだろうか。「我が星の果てるまで」の方は余命半年という死期を悟った男が死ぬ前に会いたかった人に会いに行くという話。最後だから思い切ってやらなかった事にチャレンジしてみようというのはとてもステキなことではあるがこれからの時代はそれをはじめのうちからしていこうという人生になるのではなかろうか。きっとその方が人生は楽しいに決まってる。せっかく与えられた命を何遣うのか、人はもっとわがままに自分のしたいように生きていくことができるはず。岡本太郎もそう言っていた。(気がする。)

  • 七年に一度、七夕の日に会うことを約束した2人。
    七年の歳月はおたがいの環境をどんどん変わります。

  • これが一番好きな巻。
    弘兼憲史にしては現実を描けてる。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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