黄昏流星群: 恋の星乱れ星 (14) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.60
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本棚登録 : 46
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091856449

作品紹介・あらすじ

▼第1話~第3話『贖罪の星』●登場人物/梶山稔(群馬県警を8年前に退官した、元・警察官)、大坪咲子(旧姓、石田咲子。現・市議会議長夫人)●あらすじ/警察官を退官した梶山稔は、今は息子夫婦のもとで静かな余生を送っている。ある日、保険金目当ての尊属殺人のニュースを耳にした梶山は、「母親が我が子を殺すはずがない」という理由で事故と判断された、30年前のある事件を思い出す。あれは本当に事故だったのか…。梶山は、真相を探るため旅に出る(第1話)。▼第4話、第5話『煮星メンのかほり』●登場人物/大塚英之(51歳。関西の一流企業の部長。リストラの憂き目にあう)、風間セツ子(学生時代に大塚がアルバイトしていたラーメン屋の奥さん)●あらすじ/関西の一流企業に勤める大塚英之は、リストラで地方の関連会社に飛ばされることになってしまった。暗い気持ちのまま東京へ出張した大塚は、学生時代の旧友たちと飲んだ勢いで、思い出の下宿があった場所を訪ねてみる。すっかり様変わりしたなかで、大塚がかつてバイトをしていたラーメン屋だけがそのまま残っていた…(第4話)。▼第6話~第9話『恋の星乱れ星』●登場人物/野田元彦(50歳。事務機メーカーに勤める、普通のサラリーマン)、野田マリ子(50歳。野田元彦の妻。元彦とは高校の同級生。都議会議員)、杉田みどり(50歳。元彦とマリ子の高校の同級生。翻訳家。独身)●あらすじ/都議会議員の妻を持つ普通のサラリーマン・野田は、妻に頭の上がらない毎日を送っていた。ある日、家の改築準備で整理していたところ、本の間に、高校時代の同級生からのラブレターが挟まっているのを見つける。折しも妻が同窓会をひらくことを発案し、幹事役を引き受けた野田は、手紙の差出人・杉田みどりを探し出して再会する。淡い恋を期待して、杉田を映画に誘った野田だったが…(第6話)。

感想・レビュー・書評

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  • 1-20巻セットで20.00

  • (贖罪の星)主人公の元警察官の贖罪かと思いきや。その意味もあるだろうが(だからこそ退職後しかも時効が切れているにも関わらず再捜査し始めた訳で。)もちろんその罪はいくら法的に裁かれなかったとしても決して消えることはないということか。それにしてもその罪の意識を思い起こさせた元警察官も罪深い気がする。話は変わるがこの歳になってはっきりと確信に近いものがあるけど、世の中にはこんな未解決の事件なんて山ほどあるんだろうなと思う。気づかれずまたは気づかれたとしても(何らかの理由で意図的に無視され)人知れず風化していく事件なんてそれこそ星の数ほどあるんではないか。おお怖。(煮干メンのかほり。)こんな肝っ玉母ちゃんとの秘密の思い出(再会してもすぐに気づいてくれてこっそり連絡先を渡してくれて)というのがマザコンの繊細な気持ちを汲んでくれる人おいらにはたまんない気持ちにさすねって何を言わすんだバカやろ!(たけし)(恋の星乱れ星)弘兼先生はこういうミステリ特に女の怖い部分書かせたら本当に面白い。女性差別になるのかも知れないが(自分ごとのように感じてイヤになる)尻に敷かれる感じは本当居た堪れない。結果としてそれが一番幸せなのは分かってはいるつもりやけれど。ちょっとだけ褒めてくれたらええのになって一体何の話だっての(たけし)

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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