ちいさこべえ (3) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2014年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091861375
作品紹介・あらすじ
時代ってなんだ?何も変わってねえっ!
周囲の反対を押し切り、意地っ張り若棟梁・茂次はなぜ意地を張るのか。
大留の職人達にその心中が明かされる。
一方、大留を再建するために茂次は信用金庫に融資の相談に出かける。
信金支店長は「相応の利息が付くよ」と言い、融資を承諾。
その”利息”というのが、支店長の娘を茂次が嫁にもらうことだという噂が
りつの耳に入り……。
居場所のなくなるりつ。茂次とすれ違い、ついに大留を出ることを決意!?
理解と誤解の第三幕!
【編集担当からのおすすめ情報】
本作品は第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました。
「市井の人々の哀歓を現代ドラマとして秀逸に描く」、と評された自在な演出をぜひお手にとって見てください。
感想・レビュー・書評
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江戸時代が舞台の原作を、上手に現代的要素を取りこみながら翻案している。
工務店経営や信用金庫への融資申し込みについては詳しくないが、現代でも通るのかなぁと思った。
キャラクターが魅力的。教養がほとばしり、世界旅行中には冒険もし、現在は従業員や子供達のために経営や施工に奮闘する若棟梁の生き方に好感が持てる。
あまり感情の起伏が表に出ないように見える「大(マサル)」は、若棟梁の大事なパートナーで理解者だと思う。
子供達の個性も面白い。
マイペースかつユニークな福田父。原作ではここまで個性的ではなかったが、だから周りの人は彼の言動をあのように受け取ったのだろうか。
個人的には、若棟梁とゆうこさんはお似合いだと思う。
りつの個性がいきいきと描かれている。
スーパーで女の子に買ったものに対する辛口のコメントをされた大留の女性社員が、眉をひそめることもなく切り返したところが大人らしくていい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
望月ミネタロウ氏の作品『ちいさこべえ』の3巻を読了。
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望月ミネタロウ先生の虜になってしまいました。親を失った子供達のことを一心に庇う茂次の姿がとてもカッコよかったです。あと、りつの髪型がとても好きです。
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今回はなかなか良かったんじゃないでしょうか!! ヒロインのあの子(名前忘れた)と主人公のやりとりに正直なところ感動いたしました…。
ヽ(・ω・)/ズコー
どんなやりとりだったかは残念ながら忘れてしまったのですけれども(!)、ともかくなかなか記憶に残るシーンだったかと…忘れてしまいましたけれども(笑)
ヽ(・ω・)/ズコー
確か血の繋がっていない、けれども一緒に暮らしている子供たちとのやりとりだったかと存じますが…うーん、ま、どんな子供に対しても「躾」というのは大事、ということなのでしょう…きっと。
子供たちをうまく叱れない大人(僕を含む)が増えているような気がしてならない現代ですから…この巻は突き刺さりましたね、胸に。
おしまい…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
2014.5月 実家の弟から。
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いい話すぎる。茂次や、彼を取り巻く人みんなが、不器用ながらも精一杯生きている。心が優しくなる話です。