花もて語れ 13 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2014年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091862839
作品紹介・あらすじ
感動のフィナーレ!
朗読コンクール二日目、
自由作品審査。
五十土がいなくなった舞台に
ひとり立ったハナが読むのは、
あの日に読もうと決めた、あの作品。
想いを届ける最終巻!
【編集担当からのおすすめ情報】
月刊2年、週刊2年。
計4年に渡る連載の最終巻である第13集。
この巻のメインとなる朗読は
芥川龍之介作の『蜜柑』です。
作画にあたっては、大正8年当時の
横須賀線を可能な限り再現。
緻密な解読に基づくその朗読は、
文庫本でわずか5ページの短編に、
これほどのドラマがあったかと
驚かされること請け合いです!
感想・レビュー・書評
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どんな作品でも、最終回前の方が盛り上がって面白いことが多いですが、この作品もその例から漏れませんでした。この巻はお話を終わらせるための、最後の一筆という内容でしたが、もちろん蛇足にはなっておらず、良い作品として完了しました。音を漫画にするというと音楽がぱっと思い浮かびますが、音楽よりもさらに表現が難しい朗読を取り上げ、それをきっちりと描き上げた作者の片山さんの力量は素晴らしいですね。次回作も期待します。
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誠実な作者の人柄がにじむ誠実な佳作。女性ふたりの友情ものとしても熱い。
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最終巻は芥川龍之介の『蜜柑』。
最終話は有島武郎『小さきものへ』。
ゆっくりと読み進めてきた本作だが、最終巻に向けての5巻ぐらいは、一気に読んだ。文学や朗読を真っ正面から漫画で表現することに挑んだ、素晴らしい作品だと思う。 -
最終巻。
安定の終わり方ですね‼︎
全巻通してとても楽しかった‼︎ -
佐倉ハナの朗読物語、感動のエンディングです。
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無事完結ー。
週刊連載に移った頃、流れが一瞬止まって、進行がだらだらになったときは(やべえこの週刊なのにくどくどしいこれは師匠の悪い癖が)と思いましたが、最終巻の淀まなさといったら。
ずっとこうだったらよかったのに。