作品紹介・あらすじ
心揺さぶる音楽物語、突き進む第3集!!
師匠・由井から
技術と理論を徹底的に叩き込まれた大は
高校生活最後の文化祭に出演しようとする。
ロックとポップスで盛り上がる中、たった独り
テナーサックス一本でステージに立つ大。
「必ず届く」と信じる大のジャズは、
届くのかーーーーーーーーー
感想・レビュー・書評
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感想
由井のおかげで着実に成長し、飛躍へ?
あらすじ
文化祭で音楽の先生と演奏を披露して大盛り上がり。18歳で街を出てプロのプレイヤーとして自立することを決心する。師匠の由井の計らいでジャズバーで演奏することになり、昔怒られた客に演奏を聞いてもらおうとする。
息子からレンタルして読んだ「BLUE GIANT」の第3巻。
毎度のレビュー率をアップさせるための遡及レビューです。
このころ、毎週日曜日に借りて読んでました。この巻では、ソニーロリンズが登場したので、ロリンズを聴きながら、朝のコーヒーを飲みながら読んだと思います。
主人公の宮本大は、高校の学園祭でソニー宮本と名乗り、前日ロリンズと同じヘアスタイルにカットしてステージに立つんですね(笑)。こののめり込んだ姿に快感を感じてしまうんですよね。
学園祭で、普段あまり目立たない音楽のおばさん先生をピアノ演奏のパートナーにして共演、本人のみならず、そのおばさん先生も本気になって全身で弾きまくり、会場を圧巻するシーンはある種の感動ものでした。それが校歌のアレンジっていうところがまた憎い演出でしたね。
大くんと黒木先生の文化祭セッションのシーンがとても良かった。あと「バーナムラブ」。泣けた。
この作品、大くんを始め登場する人たちの透明でまっすぐな想いが美しい。
マンガだからもちろん音は聴こえないのに、でも私たちは確かに大くんのテナーサックスの音が空気を震わせるのを、その空気を感じるのだ。
月謝とか全然頭の片隅にも無かった。
10年後に出世払い。師匠のセリフが粋。
先生とのセッションに圧倒されました。鋭い音が聞こえてくるようです。
3巻は、とても印象的なところが多かった巻でした。
師匠・由井の指導風景。大の他に老若男女問わない色んな生徒と大との比較するシーン。
大の指導は、世界レベルだな…と、由井の本気が垣間見れる。
人生にとって音楽は必要なものなのか
パッとしない音楽の先生が、文化祭にて
大とのセッションで音楽の凄さ・魅力的な事を垣間見れる。
ジャズを知らない世代が、ジャズを魅了されるシーン、かっこいい。
大にとって初めての作曲が
哀しい思いの曲だったんだな~と。
指導料の父と息子コメディシーン
笑った(笑)
哀しくなったり熱くなったり笑えたり
そして、まわりは受験モードの中
大も自分の道に向け、不安な部分も匂わせながらも
自分自身に叱咤する姿、大人だな…と。
立派だなと思ってしまった、
学園祭のライブがすごかったです。マンガから音が聴こえるはずはないのに、まるで目の前でライブを観ているような臨場感があります。
バーナムとのエピソードも良かったです(泣)
大はナイスガイだ。高校の音楽の先生がいい。文化祭、グッときました。
宮本大の感性すごい。
「超良かったけれど一流という感じではなかった」。
学祭での黒木先生との共演も。
チラッとアイコンタクトしててすごく惹き込まれました。
師匠は言葉は乱暴でも宮本大を信じているところも◎
宮本父と師匠との対面もよかった。
タイトル「ブルージャイアント」を回収!
初めてbirdでセッションした時のおっさん登場。
さて4巻。
著者プロフィール
アメリカの南イリノイ大学、同国サンノゼ州立大学在学中にロッククライミングの虜になり、日本に帰国後、その経験を元に『岳 みんなの山』を描き始める。2001年、『This First Step』で、第49回小学館新人コミック大賞一般部門に入選。『岳 みんなの山』で、2008年3月に第1回マンガ大賞を、2009年1月に第54回(平成20年度)小学館漫画賞一般向け部門、2012年12月に第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞
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