- Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091877789
作品紹介・あらすじ
孤独だった伯の運命が動き始める…!?
2016年4月クールにTBSでTVドラマ化され、黒木 華、オダギリジョー、坂口健太郎ら豪華出演陣が集結。ドラマ満足度ランキングで1位を獲得した“お仕事”骨太群像劇、原作マンガの最新刊!
黒沢心、出版社・興都館への入社から1年。実家からの独り立ちを考える彼女だが、担当作家である新人漫画家・中田伯の身辺にも変化の時が訪れていた。幼少期からの両親との確執を抱えながら、彼の初連載作『ピーヴ遷移』第1巻がついに世に出る! 世界は彼に微笑むのか…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
新人漫画家・中田伯。彼の漫画家人生初の単行本発売に向け、心やバイブス編集部の面々、販売担当の小泉たちが奮闘。裏方である各人が、伯の未来を信じ、仕事で応援する。彼らのその姿に胸が熱くなること必至です!!
感想・レビュー・書評
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ほとばしる熱さ。今回も、期待を裏切らない面白さでした。
中田伯君のストーリーがメインの8巻、「ピーヴ遷移」のコミックスを売るための奮闘は勿論読みごたえがあったが、今回印象に残ったのは「親子」関係だ。一筋縄ではいかない中田の母子関係のシビアな心理描写は、本来の松田さんらしい。ストレートな熱さが印象に残る「重版出来!」だけど、私は時々見え隠れするリアルなほろ苦さに痺れるのだ。
一方、心の両親にはほのぼのさせられたな~。お父さんの写真の下手さとか(笑)すくすくと成長してきた心のまっすぐさが改めて、眩しいわ。
そして、ドラマを振り返るおまけまんが。ほんっとうに、ドラマ、面白かったわ~。原作が好きすぎる作品の映像化に対してはどうしても厳しい目で見てしまうが、今回ばかりは相乗効果で、ドラマのオリジナルシーンまでも「いい演出…」と思えるほどのめり込んで見てました。俳優さん達もことごとくハマっていたから、多少キャラの絵がひっぱられてもいいんじゃないか!(ただ…1話分、何故か小泉君がぶれすぎて、一瞬誰だかわからなかったのが残念。)
「ピーヴ」を売るにあたり、知恵を絞る販売部のつぶやきが、今回は心に残った。ネット書店、リアル書店、それぞれのよさがある。確かに、今は小売りの過渡期。「時代は変わってゆく。読者の要求も様々な条件も。共存する方法はないか。お互いの利点でうるおい楽しんでもらう方法はないのか。」
出版不況の折、まだまだ模索状態が続くだろうが、どんな形であれ「面白い作品」を届けるために日夜奮戦している人々の努力を忘れてはいけないと思うのだ。それを感じて鳥肌が立った8巻のラスト。続きが楽しみだ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ピーヴ遷移が!
中田伯と後田アユちゃんは漫画家と編集者としていつか再会、とかイイかも。
中田くんもアユちゃんも栗山さんも、そして心も、身辺が変化しつつある。良いほうに進むといいね。
営業の小泉さんがどんどん出てくる。ドラマ効果ですか。絵が変わっても良いと思います。 -
あぁ、面白かった。心の熱い心が読み終わった後にズッシリと来る。作者と編集者の本気のぶつかり合いが素敵です。こんな関係出来上がった作品だったら最終回まで満足できるんだろうな。編集社の方針に合わせていつの間にか対決ものになったりなんて無いんだろうな。作者が初めから描いて居た展開で作られた作品の方がヤッパリ楽しいと思う。それを活かしたり軌道修正させてくれる編集者ばかりだと良いのにな
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最終ページでぐっと来た。
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新人漫画家さんが一皮剥けるための方法と、中田画伯の初単行本エピソード、どちらも「言いたいことはわかる」なんだけれど漫画のご都合主義的展開を感じてうーん…となった。今時飲み会の場での映画論(それも古典の洋画について)が酒も入って熱くなり…とかあり得る話なのだろうか?
中田画伯の生い立ち等等の話はとにかく切ない。 -
おおっ!
成長する新人作家さんたちに
影響を受けたのか
心ちゃんが一人暮らしを決意したぞ。
しかも谷根千とは。いいなぁ〜、下町だ。
中田画伯の不穏な展開。
家族の問題にどこまで踏み込んでいいのか。
彼の場合、そのコンプレックスが
創作意欲につながったりしてるので
複雑なところ。
一方、五百旗頭さん担当の新人作家さんが
ステップアップする回には
この漫画らしい
お仕事パワーをいただきました\(^o^)/ -
マンガの編集と作者、おもしろい