- Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091885982
作品紹介・あらすじ
引き裂かれたふたりは、再会できるのか!?
貧しいが、明るい働き者の娘だった、キヨコ。キヨコは母をささえ、美味い飯屋を切り盛りしていた。最下層の出身で“命使い捨て”の殺し屋、小辰。キヨコは、縁あって小辰の朝晩の飯の面倒をみることになった。
夢中になってキヨコの作った飯を食う小辰。
読み書き算術を知らず、空腹になれば気絶するまでキヨコの飯を待ち続ける小辰。
そんな幸せな日々は、突然に終わる。小辰を殺し屋として育てた男、中田がキヨコの母を殺し、キヨコを自分と小辰の「家族」とするためにさらったのだ。それを中田から知らされたキヨコは二人のもとを逃げ出す。キヨコを捜しさまよう小辰。しかしキヨコは、小辰の手がもっとも届かない“ある場所”へと連れ去られていた―――
【編集担当からのおすすめ情報】
身分差、貧富の差に人生をくるわされ、地獄を味わい生きてきた中田という男。彼の「世界への復讐」の思いが、若いキヨコと小辰の幼い愛を引き裂きます。キヨコと小辰は、そろって、死ぬまで気付かずにいるべきだった、自らの中にある「地獄」と対面してしまいます。もうもどらない、幸せだったひと時のキヨコと小辰の様子が描かれたカバーが目印の第3集、是非読んでください!
感想・レビュー・書評
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かなりうまい。だけどひどく不快になる。でも次巻も勿論買う
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2014/7/30
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読まなきゃ良かった。でも目が逸らせなくて。
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たぶん、この悲惨なストーリー設定に負けない楽観的で緻密な頭脳の持ち主は少ないだろう。絵は切り絵のような鋭さを持っている。学ぶことの大切さを教えてくれているのかもしれん。
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ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ・・・・・・・あれ?って感じ。
小辰もキヨコも変わっていく。
次巻、どかんとでっかいのがきそう。期待。 -
ストーリーそのものよりも、隠喩として読むことが面白い作品だと感じる。高岡飯店とキヨコのピュアさとはいったい何を表しているのか、1〜2巻におけるやたらジブリ的なキヨコの台詞などを読むとなんとなく想像できる。2巻までの世界観の提示だけで十分面白い。3巻になって話のまとめに入ってきたようだが、作者がどう片をつけるのかが読みどころ。
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先が気になって仕方が無いので本誌買ってしまった。
中田店長がどう終わって行くのかと、キヨコがどうしたいのかが気になったまま次巻へ。 -
くぉーいいとこで終わるなぁ。壊れていくキヨコ、変化の兆しがあるよるくも、中田、王子、百、キャラたちの思惑が交差しまくりで物語に惹きこまれます。
キヨコと喋っている百がカッコイイというか実に天衣無縫な性格を体現してるからのようなセリフと行動で、すごいいい味だしてます。
静けさからの爆発、キヨコは中田を撃つのか、ヨルクモはそのときどう動くのか、はぁー次巻が待ち遠しい。 -
一巻目の表紙絵がかなり気になり思わずジャケ買いしそうになりつつも。
や、まてまてまて・・・
無闇に蔵書を増やしてはなるまいぞ。と思い留まっていたけれど
三巻目の表紙絵の今までにない明るさに・・・ヘンに(?)興味を引かれて
改めて、詳しく知らなかった内容などを検索してると
なんと作者は同郷の人だと分かり、三巻まとめて購入と相成りました。
この作品は内容的なことを考えると、万人に薦められるとは言い難いですが
これから注目していきたい作家さんのひとりです。