- Amazon.co.jp ・マンガ (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091911612
作品紹介・あらすじ
ニューヨークを舞台に描く大長編ロマン。
1973年、ベトナム。米軍兵士グリフは突如錯乱、同僚を射殺して廃人と化した彼はひとつの言葉を繰り返しつぶやく…バナナフィッシュ。1985年、ニューヨーク暗黒街。非情と暴力が支配するこの街で、ストリート・キッズを束ねる少年がいた。 アッシュ・リンクス。IQ200の知能に超一級の戦闘力をあわせもつ、17歳のアンファン・テリブル。日本から来た少年、奥村英二とアッシュの出会い。 その時、バナナフィッシュをめぐるマフィアとの暗闘は間近に迫っていた…。
感想・レビュー・書評
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パッと見でちょっとキャラクターが見分けづらく、人間関係の把握に何度か往復した。一回覚えれば済む程度ではあるだろう。
フラワーコミックスっていうのに驚いた。結構ダーティだなあ。
導入はじっくりだったけど、1巻できちっと話が動くし、厚さの割に読み応えがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
傑作!
当時、画があまり好みではなく
ゆる~く読み始めたが
あっという間にストーリーに引き込まれ
最後は号泣。
何十回読んだかわからない本。
私の人格形成の一部となった。
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高校生の時、友達に借りて読んでびっくり‼️
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おもろい
鬱 -
途中から絵が変わるんだが後半のアッシュがイケメン過ぎる。男でも惚れる。
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自分には6歳離れた姉がいて、中学高校の頃はよく姉のマンガを借りて読んだものだった。秋里和国、清水玲子、紫堂恭子、佐々木倫子、川原泉。どこかオトナの世界な感じがしたんですよね。なかでも吉田秋生のバナナフィッシュと吉祥天女は夢中になって読んだ記憶。
いわゆる少女マンガ雑誌にはめずらしかったのかもしれないけれども、おそらくその頃たくさん存在したであろう大友克洋インスパイアな絵柄がとっつきやすかった。
実に男臭く、ワタクシにとっては完全なるウォルターヒルの世界だ。オーサーとの死闘までは本当にゾクゾクする。コニーアイランド。ストリートキッズ。ウォリアーズの世界観。
リバーフェニックス×ウォルターヒル、最高じゃないですか。
李王龍、マックスロボ、ゴルツィネ、腹に一物あるキャラクターも魅力的だ。
ペーパーカンパニーでロンダリングした裏金を奪う展開も面白い。
でも正直後半は若干ストーリーのテンションが落ちるんですよね…。
それからまた背景。刑務所やスコンと抜けた景色のケープコッド、マックスの家のロサンゼルス。
余談ですがエイドリアンラインの映画ジェイコブス・ラダーを観た時にちょっと本書を連想したりしました。グリフィンの見た悪夢。
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こういう骨太な少女漫画、最近は見ないですよねえ
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わしにはようわからん。
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ほとんどの登場人物が孤独を抱えている。
孤独故に他者を傷付けてしまう者、
孤独故に他者を理解しようとする者。
キャラクターの心情・関係の描写が圧巻の名作。
アッシュと英二の関係には友情を超えた人間愛を感じる。優しさとは?人を大切に思うこととは何かを考えさせられる。 -
面白かったです。名作。