天は赤い河のほとり〔小学館文庫〕 (16) (小学館文庫 しA 46)

著者 :
  • 小学館 (2007年5月15日発売)
4.08
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本棚登録 : 182
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091917768

作品紹介・あらすじ

ナキアは命を賭けた最後の罠を発動させる!

数千年の時を超え、ユーリがヒッタイトの地に現れて数年。
ついに彼女が皇妃として立つ日が来た。
地位、権力、そして愛。すべてを失いながら、なおユーリを狙うナキア。
ハットゥサの空に暁の明星が昇る時、ナキアは命を賭けた最後の罠を発動させる。
ユーリは、そしてカイルは、オリエントに描いた愛と理想を守れるか?
篠原千絵が赤き河の流れる地へ捧げた大長編ロマン、堂々の完結!
ユーリの孫である二人の姫の人生を描いた『オロンテス恋歌』はじめ、番外編3本も収録。

感想・レビュー・書評

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  • とうとう最終巻。読み終えてしまった。終わっちゃった。これを言ってしまうと年齢がバレてしまうかもしれないけど、たぶん20年越しぐらいで完結しました。これも、なおなおさん、マリモさん、地球っこさんのおかげです。感謝です。

    ずっと読んできたけど、壮大な物語だった。もしユーリがこの世界に居なかったら、歴史が変わったんだろうなー、どうなってしまうんだろうか?と歴史のマンガってこの”もし”を色々考えれるから楽しい。

    ルサファの事が悲しくて残念。
    カイルのプロポーズ、キュンキュンしてしまった。カイルはたまにキュンキュンする事をするから私はキャーとなってしまう。
    「キックリ文書」という物があるっていう事に私は感動してしまいました。私の好きなキックリって本当にいた人なんだって嬉しくなってしまいました。

    読んでて、これは出来すぎでしょ、そんな訳ないでしょ、とか思う事がたまにありました。若かりし頃に読んだ時は、あまりこういう事を思わなかったような気がするんだけどな。歳を重ねて心が荒んでしまったせいなのか?そこが悩ましいですね。

    • メイさん
      地球っこさん、こんにちは。

      無事読み終えてました。文庫本だと16巻だから読めそうだと思い買って読んだんですが、長いなーなんてはじめは思って...
      地球っこさん、こんにちは。

      無事読み終えてました。文庫本だと16巻だから読めそうだと思い買って読んだんですが、長いなーなんてはじめは思ってました。でも、読み始めるとあっという間でした。ここがマンガの凄いところだと思います。一回マンガの世界に入ってしまうと、そこからなかなか抜け出せませんね。久しぶりにマンガ読んでキュンキュンしましたし。(^^;)とにかく良かったです。


      2023/03/18
    • kuma0504さん
      メイさん、おはようございます。
      マンガの方はあまり興味ないのですが、
      最近ヒッタイトというワードに敏感になって、
      そしたらYahooニュース...
      メイさん、おはようございます。
      マンガの方はあまり興味ないのですが、
      最近ヒッタイトというワードに敏感になって、
      そしたらYahooニュースで
      「ヒッタイト滅亡の原因が判明した」というニュースが幾つか出ていました。
      読んだでしょうか?
      これが20年前に出ていたら、
      マンガの筋も変わっていたのでしょうか。
      2023/03/21
    • メイさん
      こんにちは、kuma0504さん。
      コメント、ありがとうございます。

      kuma0504さんのコメントでそのニュースを知り、さっそく記事を読...
      こんにちは、kuma0504さん。
      コメント、ありがとうございます。

      kuma0504さんのコメントでそのニュースを知り、さっそく記事を読みました。自信はないんですが、滅亡というのはこの物語のだいぶ後だと思うので、影響はないのではないかと思います。断言出来ないのが情けないんですが。( ; ; )

      この記事を教えて頂きありがとうございます。勉強になりました。そしてこの記事を読んで他の事が頭に浮かびました。昨年世界的に干ばつで、湖の中にあった遺跡や昔の殺人事件の証拠が湖が涸れて発見されたというニュースです。何かの予兆なのでは?なんて思いました。

      話がズレてしまいました。すみません。
      2023/03/21
  • 大団円…ですね!
    だいたい丸く収まったので
    良かった、良かった。

    実はラムセスが登場した頃に
    うっかり史実をちょっと探ってしまい
    ヒッタイトの歴史を知ってしまったもので
    どうなるかと思ってたのですが。
    本編は「盛」で幕を閉じ
    外伝として後日「衰」を描いたのね。
    (同時収録されてます)

    いやぁ、この作者の物語は
    怒涛の展開なので一気読みしないと
    テンションが維持できないわ。
    文庫サイズでとっても助かりました。

  • <Dedicated to the Kingdom of the Hittites>
      
    カバーフォト/大村次郷[赤い河(マラシャンティア)]
    カバーデザイン/末沢瑛一

  • ユーリとカイルの結婚の儀式が始まったところから。

    もうナキア皇太后の野望は絶たれたのに、もう難癖付けてるだけの粘り強さ。
    ユーリを異世界のどこかに飛ばして困らせてやりたいだけっていう。
    でもあの状態でなんで引き摺り込まれるのが止まったんだろう?
    ナキアも襲われてびっくりしたから?

    実際の遺跡からインスピレーションを受けて描かれた作品だそうで、想像力がすごいなと思いました。
    色々調べたんだろうけど、分かってないことの方が多いだろうし。

    本編終了後の番外編も面白かったです。
    ユーリの全く姿が変わらないという件が笑えたw

    リュイとシャラがキックリに嫁いだけど、全然妊婦らしい扱いを受けてなくて子供はどうなったんだ?と思ってたら双子が生まれてたらしい。
    ユーリにも無事御子が出来て産めたみたいで良かった。

    面白くて一気に読んでしまったけど、また時間を空けて読み返したいと思いました。

  • 途中から人名や地図を手元にメモしながら読了。
    失いたくない人たちとの別れが何度もあって、
    いつ誰がどうなるかわからない緊張感の中、夢中になって一気に読んだ。
    文庫16巻に及ぶナキア妃の執着が中盤しつこく感じたりもしたけど
    その裏にある感情はわからないでもない。
    知恵と力の使い方を間違えなければその人生も変えられたのに。
    ユーリは自分が軽率に動くとどうなるかを最初に辛い形で思い知る。
    だから必死で考え、動く。
    できるなら日本に残してきたユーリの家族に
    その選んだ生き方、愛し愛され幸せに暮らしていることを
    伝えられたらよかった。

  • 素晴らしい漫画だった❣️
    ユーリが戻されちゃうかと、ドキドキだった。
    外伝も楽し。

  • これだけの長さを読み抜くには少し根気が要って、ナキア様があまりにしつこいので途中心が折れそうにもなったのですが、最後まで読み終えるとハットゥサに吹く風を感じて、読み通して良かったと清々しく思いました。

  • ルサファ、何度となく死亡フラグが立っていたのが、ネフェルト登場で回避かと思いきや、実はこれが最後のフラグだったか…。
    本編の終わり方が秀逸。結婚後の日常は番外編でちょろっとだけに留めておくのでちょうどいい。歴史ものでは定番の演出ではあるが、主人公達の時代が過ぎたあとのことをさらっと描写して無常感を出すのがとても好き。「日出処の天子」とかもそうだったし。
    最後の番外編も良い。各キャラに本編へのオマージュがあって楽しいし、国の衰退期にあって、二人の女子のそれぞれの決断がどちらも切なくて泣ける。あと二人とも超かわいい。本編は王宮ものだったけど、国を捨てて自由に生きるというのも定番のコンセプトであって、どっちもちゃんとフォローしてるな。

  • 最後までエロ面白かったです。

  • 【レンタル】とても読み応えのある話だった。中盤までは同じことの繰り返しでウンザリした部分もあったけど。番外編では本編未来が垣間見えてそれはそれで楽しかった。名前覚えきれてなくて誰が誰かわからない人もいたけどw

  • 長かったこの物語も最終巻。
    1巻を読み始めてから本当に色々な事があったなぁと感慨深くなる作品だった。
    最終話のカイルがユーリにプロポーズするシーンが本当に印象的だった。
    何回読んでも面白いと思える作品。
    名作だと思う。

  • ヒッタイト帝国からようやく帰国しました!!
    面白かった~!
    ルサファかっこよすぎ。

  • 今まで読んだ少女漫画の中で、たぶん一番好きな少女漫画。もともと世界史好き人間であるが、これを読んでさらに好きになった。トルコ旅行したい!
    ただ、カイルとユーリが亡くなってから“その後”が見たくなかった。ヒッタイト帝国が衰退していくことは世界史を学んでわかっているはずなのに、あっけなく滅ぼされるところを描かれると正直キツイです。国が燃えているところなんか特に泣けました。遺跡も。ハッピーエンドなのに、哀しさが残る。私としては、カイルとユーリの子供が生まれてワイワイ、辺りで終わってほしかった。こんな読者もいるんだな、くらいに思ってください。以上、一個人の感想でした。

  • 天河(勝手にこう略してる)文庫版最終巻。
    ヒッタイトとエジプトの攻防戦の決着!

    そしてカイルとユーリ亡き後のヒッタイト・エジプトが少々描かれている(外伝的物語)。

  • 過去召喚歴史ファンタジー。
    水から伸びた手に引き寄せられた「ユーリ」は、古代ヒッタイト帝国に無理矢理連れてこられる。
    ユーリの考え方、何があっても立ち向かっていく姿勢に元気をもらいます。

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著者プロフィール

漫画家

「2022年 『ヒッタイトに魅せられて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

篠原千絵の作品

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