美味しんぼ〔小学館文庫〕 (9) (小学館文庫 はE 9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091925091

作品紹介・あらすじ

▼第1話/豆腐の花▼第2話/日本風カレー(前編)(後編)▼第3話/熱烈小籠包▼第4話/非常食▼第5話/激闘鯨合戦(1)~(5)▼第6話/料理と絵ごころ▼第7話/柔らかい酢▼第8話/涼風そうめん▼第9話/あわび尽し▼第10話/にんにくパワー
●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する)
●あらすじ/落語家として腕を上げてきた快楽亭ブラックは、喜びと苦しみを同時に抱え込んでいた。喜びはテルエという恋人ができたこと。そして苦しみは、そのテルエが肝臓を壊し入院していることだった。食欲が戻らないテルエの喉を通るのは味噌汁だけ。ブラックは、より栄養のあるポタージュを勧めるが、江戸っ子のテルエは「ポタージュなんて外国の食い物なんかまっぴらだい!!」と受け付けない。なんとかしてテルエを回復させたいブラックは、山岡の協力を仰ぐ(第1話)。
●本巻の特徴/本巻のメインとなるのは、全5回に渡る力作「激闘鯨合戦」。海外からの一方的な圧力で、壊滅状態になりつつある日本の捕鯨。だがその裏には、反捕鯨運動組織の大いなる欺瞞があった。動物愛護、自然保護、経済・外交問題、そして日本の文化といった多くのテーマを内包したこの問題を鋭く描き、真実を暴く。その他、小麦粉を使った日本風のカレー、小籠包(シャオロンパオ)、撈餅(ローピン=中国風のパイ)、オコゼ、鯖ずし、そうめん、あわび、にんにくなどをテーマにした10編を収録。食べ物や料理の知識が得られると同時に、それにまつわるハートウォーミングな人間ドラマも楽しめ、また現代の日本で散見される「食文化」の問題点にも鋭く迫る、文庫版第9集。初出は1987年。
●その他の登場人物/大原大蔵(東西新聞社社主)、谷村秀夫(東西新聞社文化部部長)、富井富雄(東西新聞社文化部部副部長)

感想・レビュー・書評

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  • 骨髄カレーを読みたく。小籠包を知ったのも確かこの巻。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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