史記 (4) (小学館文庫 よF 4)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091925640

作品紹介・あらすじ

▼第17話/便所の屈辱▼第18話/嚢中の錐▼第19話/老いの野望▼第20話/主を震わ す者●主な登場人物/范雎(第17話)毛遂(第18話)、春申君(第19話)、信陵君無 忌(第20話)●あらすじ/魏の范雎は、学識もあり知恵者でもあった。彼は官僚とし て身を立てたいと思い、諸国を遊説してまわったが、家が貧乏であったため、その旅 も長くは続けられなかった。范雎は生活のため、とりあえず魏の中大夫・須賈に仕 え、魏国の使者の一員として斉に出向く。范雎は賢人として評判が高まり、敬意を表 した斉王は彼に牛肉、酒、黄金を贈った。だが須賈は、正式の使者である自分には何 もないのに、部下の范雎に贈り物が届いたことを不快に思った。帰国後、須賈は宰相 ・魏斉に、范雎が魏の機密を売ったに違いないと報告する。誤解された范雎は捕らえ られ、拷問を受けたうえ、簀巻きにされて便所に放り込まれてしまう…(第17話)。 ●本巻の特徴/一介の説客から身を興し、あらゆる苦難に耐えて秦の宰相にまで登り 詰めた魏の范雎の忠義と、その一生を描いた「便所の屈辱」ほか、全4話を収録。● その他の登場人物/須賈(第17話)、鄭安平(第17話)、王稽(第17話)、平原君 (第17話)、魏斉(第17話)、信陵君(第17話)、平原君趙勝(第18話)、李同(第 18話)、考烈王(第19話)、李園(第19話)、侯贏(第20話)、朱亥(第20話)、毛 公(第20話)、薛公(第20話)

感想・レビュー・書評

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  • 史記第4巻は、
    ・便所の屈辱
    ・嚢中の錐
    ・老いの野望
    ・主を震わす者

    優秀ゆえに、あらぬ嫉妬や疑いで拷問されたり、挙げ句、簀巻きにして便所に放り込まれる辱しめを受けたり、読んでいると気分が悪くなるエピソードが多い。

    が、信陵君の相手の身分に関わらず、話を聞く姿勢は見倣いたいと思った。

  • 平原君の話が面白かった。

  • 横山光輝「史記」3巻。
    范雎、平原君、春申君、信陵君。

    戦国末期、ちょうど「達人伝」で描かれている時代ですね。戦国四君のうち、孟嘗君を除いた3人が主役の4巻です。彼らが表舞台から去ることで、秦の勢いが増していきます。
    残念エピソードが多い平原君。野望に囚われてしまった春申君。足を引っ張られた信陵君。といった三者三様でしょうか。
    欠点論っても仕方ないけど、それは裏返しですから。

  • <目次>
    第17話 便所の屈辱
    第18話 嚢中の錐
    第19話 老いの野望
    第20話 主を震わす者

    2016.01.06 読了

    范雎:魏出身で後に秦の昭襄王の宰相になる。遠交近攻を提唱。
    平原君:趙の公子趙勝。秦に対抗するため楚と同盟を結ぶ。
    毛遂:平原君に同行。
    春申君:楚の黄歇。考烈王を擁立。最後は殺される。
    信陵君:魏の公子無忌。秦に攻められる趙を支援。最後は殺される。

  • ▼第17話/便所の屈辱▼第18話/嚢中の錐▼第19話/老いの野望▼第20話/主を震わ す者

    ●主な登場人物/范雎(第17話)毛遂(第18話)、春申君(第19話)、信陵君無 忌(第20話)

    ●あらすじ/魏の范雎は、学識もあり知恵者でもあった。彼は官僚とし て身を立てたいと思い、諸国を遊説してまわったが、家が貧乏であったため、その旅 も長くは続けられなかった。
    范雎は生活のため、とりあえず魏の中大夫・須賈に仕 え、魏国の使者の一員として斉に出向く。范雎は賢人として評判が高まり、敬意を表 した斉王は彼に牛肉、酒、黄金を贈った。

    だが須賈は、正式の使者である自分には何 もないのに、部下の范雎に贈り物が届いたことを不快に思った。帰国後、須賈は宰相 ・魏斉に、范雎が魏の機密を売ったに違いないと報告する。
    誤解された范雎は捕らえ られ、拷問を受けたうえ、簀巻きにされて便所に放り込まれてしまう…(第17話)。

    ●本巻の特徴/一介の説客から身を興し、あらゆる苦難に耐えて秦の宰相にまで登り 詰めた魏の范雎の忠義と、その一生を描いた「便所の屈辱」ほか、全4話を収録。

    ● その他の登場人物/須賈(第17話)、鄭安平(第17話)、王稽(第17話)、平原君 (第17話)、魏斉(第17話)、信陵君(第17話)、平原君趙勝(第18話)、李同(第 18話)、考烈王(第19話)、李園(第19話)、侯贏(第20話)、朱亥(第20話)、毛 公(第20話)、薛公(第20話)

  • トイレの拷問はムゴイ!

  • あけましておめでとうございます。
    またひとつ歳をとり、年賀状には景気が悪いとか、厳しい環境ですがなんていう言葉が並ぶ、波乱の2009年が始まりましたが、私は年の初めから、電車の中でマンガ本を読んでいます。
    といっても、一応歴史書ですが
    凝りだすとついつい集めたくなってしまう性格の私。
    小説を1冊買うとおまけで史記をもう1冊という具合。
    1巻目で紀元前680年ごろから始まった史記も4巻目で紀元前240年ごろまで進んできました。
    この巻では戦国の4公子のうち、趙の平原君、魏の信陵君、楚の春申君を中心とした話となっている。
    賢人といわれる人々を師として厚遇する食客を多数囲い、適材適所に重用する話が中心だったが、本当に今から2500年も前の人が、こんなことをしていたのだろうか?
    やはり恐るべし中国である。
    ちなみに日本では弥生時代だったそうな・・・。

  • 藺相如と廉頗だいすき!^^
    みんなみんな可愛いと思うのです。作者も含めてみーんな可愛い。どのエピソードも大好きです^^
    私を漢文好きにしてくれたのは史記。

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著者プロフィール

ロングセラー「三国志」をはじめ、「水滸伝」「項羽と劉邦」「殷周伝説」(いずれも小社刊)をはじめ、著書多数。

「2019年 『カジュアルワイド 三国志 6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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