遥かなる甲子園 (2) (小学館文庫)

著者 : 戸部良也 山本おさむ

• 小学館 (2005年7月15日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第15話／雨の中で▼第16話／努力しよう▼第17話／沖縄の片隅で▼第18話／マネージャー▼第19話／手話は……▼第20話／新しい仲間▼第21話／音のない世界▼第22話／グラウンドで▼第23話／追いかけて▼第24話／厚い壁▼第25話／がんばれ▼第26話／安永の家▼第27話／却下▼第28話／追走▼第29話／戦おう●主な登場人物／友利武明（福里ろう学校高等部1年。甲子園出場を夢見る聴覚障害児）、光一・健（福里ろう学校高等部1年。武明の野球仲間）、伊波実（福里ろう学校の教師。野球部監督。武明たちの理解者）●あらすじ／野球部設立へ動き出した武明たちに突きつけられた驚愕の事実。それは高野連の加盟資格を有するのは、学校教育法第四章に定める学校（＝普通高校）のみであり、第六章に属するろう学校は加盟できないという条項であった。そのことを知った生徒の一部は、やり場のない怒りから、せっかく自分たちで作りかけたトタン葺きの部室をメチャクチャに壊してしまう（第15話）。●本巻の特徴／昭和56年4月14日。高等部へ進学した武明たちは、福里ろう学校に野球部を誕生させる。だがそれは、三年間で一度も試合ができないかもしれないという波乱の門出だった。野球憲章の壁に挑む彼らの闘いは、まだ始まったばかり…！●その他の登場人物／安永稔（福里ろう学校高等部1年。野球部の活動を妨害する不良少年）、知花美穂（福里ろう学校高等部1年。幼少時から口話の訓練を受けている）、西原町子（福里ろう学校野球部の女子マネージャー。心臓が弱い。体格は太め）、里子・智子（福里ろう学校野球部の女子マネージャー。双子。姉妹とも目が弱い）、花城（福里ろう学校校長。伊波と共に野球部の高野連加盟のため尽力する）