めぞん一刻 文庫版 コミック 全10巻完結セット (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784091929075

感想・レビュー・書評

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  • 友人にしつこく薦められてようやく読んだ。
    まず、その設定の面白さに驚嘆。
    5巻あたりで手探りで書いている感じがあってちょっと飽きそうになったけれど、そこからの充実ぶりがすごかった。
    「五代くん」と「響子さん」の恋の成就がさりげなくて、また日常の延長という感じがして、それにかえって涙腺を刺激された。
    何より良かったのは、どのキャラも最後まで生きていること。

  • この作品の何がすごいかって、女の性が等身大で描かれてるところだと思う。こういうものって、文学漫画、映画いろいろ探してもなかなかない気がする。
    恋愛か性欲かの二元論でもなく、男の理想のエロい女とか清純な女とかそういうんでなく、管理人さんのあの優柔不断さは女の性そのものだと、再読して感動した。
    「スキンシップに弱いのよね」というほんと単純な自己分析がグッときます。

  • 記録

  • かわいい関係性。も〜じれったい!って何度も思ったからこそラストが沁みる。高橋留美子の絵大好き。

  • 響子さん、人の話聞かなすぎじゃない?

  • 最高の漫画です(*^^*)

    ハッピーエンドでとっても爽快な気分にさせてくれます!
    もう30年くらい前の漫画なので、古さはありますが、古くさいんじゃなくて、レトロな良さがあります!

    四谷さんの正体は最後まで分からずじまいですが…笑

    オススメ!

  • 音無響子のめんどくささに苛立たせた方も多いだろう。だが世の中ほとんどめんどくさい女だ。私も含め。
    そんな音無のめんどくささをフォローするかのような登場人物の濃さ。一緒に生活をするって楽しいんだね。

  • 響子さんの面倒くささといったらない。

    夫を亡くし、悲しみにくれる、それはわかる。
    新しい恋に踏み出す勇気がない、それもわかる。

    しかしあの態度はないだろう。二人の男をだめともいいとも言わず長年翻弄し、付き合ってるわけでもないのにやきもちを焼いては無視。
    疑惑が起きたときも本人の話には聞く耳を持たず、周りの推測や自分の憶測を信じて一人で怒る。
    よくまあ五代くんも三鷹も数年飽きずに追いかけたものだ。

    五代くんのプロポーズを受けた際のセリフにも、響子さんの自分勝手ぶりが伺える。

    「1日でいいから自分より長生きして…。一人ではもう生きていけそうにないから」

    失った悲しみを知っている、それはとても辛いことだとわかっている。それなのに自分はその体験をもうしたくないから、五代よりも先に死にたいと願う。じゃあ、残された五代くんはそれと同じ悲しみを味わえというのか?

    我儘にもほどがある。しかし五代くんも天然なところがあるし、あまり深くは考えないだろう。2人はとてもいい夫婦になるだろうとは思う。しかし第三者である読者としてはどうにも解せない部分が多々あった。

    本書には様々な登場人物がいるが、中でも一番魅力的なのが朱美さんだろう。終盤の響子さんと五代くんをくっつけるための言動など、女の私からしても惚れ惚れした。

    彼女が五代くんに惚れていた、という説もあるようだが、それはないんじゃないかと思う。
    出来が悪い弟面倒を見る姉。そんな構図がぴったりなのではないか。

    もしこの漫画を小学生の時分にもし読んでいたら、私は全く理解できなかっただろう。アラサーの現在もわからない部分がまだある。
    また10年後に読んだら、今とは違う感想を持つかもしれない。
    定期的に読みたい作品だ。

  • 何度も読んでいるが、どうしても読みたくなり、購入。

    普遍の面白さ、感動。
    一日でいいから私より長生きして、か。
    9巻の三鷹はカッコよすぎ。
    五代のばあちゃんも素敵。

    単なるギャグではなく、とてもセンスを感じるため、くどさや鼻につく感じがない。

    やはり、人の声や発言に惹かれる。中々忘れられるものではない。


    ファンタジーのようなリアルな話。

  • 80年代のラブコメですが、今読んでも新鮮に感じられる作品だと思います。登場人物のキャラがとにかく濃いです。
    ストーリー展開は、とにかくヤキモキする感じですが、最後の10話くらいは感動ものです。
    五代くんが響子さんにプロポーズするシーンや、結婚式で音無のお義父さんとのやりとりは泣けますね。

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著者プロフィール

1957年10月10日新潟県新潟市出身。1978年「勝手なやつら」でデビュー。代表作に「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」「境界のRINNE」など。特にラブコメディを得意としたマンガ家。代表作はいずれもTVアニメ化されヒットを記録、単行本の世界累計発行部数は2017年に2億部を突破した。2020年、紫綬褒章受章。2021年には米国ハーベイ賞 殿堂入り。

「2021年 『谷口ジロー原画集 描線に込めるひと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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