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- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091932723
感想・レビュー・書評
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内海課長は悪役として新鮮なキャラクターであった。シャフト・エンタープライズは多国籍企業という設定であるが、外資というよりも日本企業的な社内政治を感じる。売り物にならないグリフォンに予算を青天井でつぎ込んで開発する点は現代のビジネス感覚では違和感がある。ここも昭和の古さを感じる。
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びっくりするぐらいに淡々と悪意が日常に潜む形を取っていて驚く。時代背景もあるのだろうか、最近だとクライムものにしても大々的に犯罪が行われるものが少なくないように思うが、なんというか、こういう知らないうちに日常の中に危機が潜り込んでしまうという、ひりつく感じはどこか懐かしく思う。面白い。