極アウトプット: 「伝える力」で人生が決まる (小学館Youth Books)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092272835

作品紹介・あらすじ

コミュニケーション力はみなゼロから始まる

テレビを観る、本を読む、学校の授業をうけるなどはすべて「インプット」。あなたの脳に知識が増えたかもしれませんが、外の世界に何も変化はない。そのインプット情報を「書く」「話す」「行動する」ことによって現実世界に変化を起こすのが「アウトプット」です。
つまり、入ってきた情報を脳の中で整理し、外の世界に「出力」するのが「アウトプット」です。

教科書を読むだけのようなインプット型より、大切なところを書き出し自分専用のノートを作るなどのアウトプット型のほうが、内容は圧倒的に記憶に残ります。

また、コミュニケーション力に自信がないという人が多いですが、人は誰でも生まれた時、コミュニケーション力ゼロからスタートします。そこから、親、きょうだい、友だち・・・と交流する人数・場数が増えていく毎に経験値が上がっていくのです。つまり、コミュニケーション力の差は、単にこなした数の差。自信がない人は今からでも場数をこなしていけばよいのです。

「話す」「書く」「行動する」アウトプットにはそれぞれ効果を上げるコツがあり、本書ではそれを細かく解説しています。
人前で話すこと、自己紹介などが苦手と思っている人もシンプルなコツを学べば、自分がどんな人間か周囲に理解してもらいやすくなり、評価も上がるはずです。

アウトプット次第で人生は大きく変化します。
自分を表現するために、自分を知ってもらうために、大好きな人とわかり合うために。
人生が変わるアウトプット術を本書ですべて紹介します!

感想・レビュー・書評

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  • 良かった。もっと早く手に取れば良かったと思ったほどです。

    『アウトプットって何だろう』という第一章から始まって、『話す』『書く』『行動する』等の五章で様々なことが書かれていた。
    中・高生向けの作品なので、表現や言葉が解りやすく、スラスラと読むことが出来ました。

    私は作品のなかに出てきた『三行ポジティブ日記』をつけることにしました。o(`^´*)

    コミュニケーションの事が主に書かれているように思いますが、様々な事が書かれています。
    思考がポジティブに向く要素がたくさんありました。
    中・高生はもちろん、大人(親も)が読むのも良いと思いました。

  • 今すぐに行動したくなる
    希望溢れる内容が充実しています
    すごくためになり
    何度も読み返したくなる良書

  • アウトプット大全を読む前に、守破離の守レベルに自分が立っていると思ったので、まずは、中高生向けに書かれたこの本を読んでみることにしました。

    私は、小学生の頃から作文や詩を書くのが好きな子供でした。自分の想いを込めて言葉を選び、文章にまとめる。
    文章が特別上手かったわけではないのですが、書いてる間に自分の考えが整理され、自分の想いが文章にピタッとはまるような感覚が好きだったのです。

    この本には、小学生の頃の私が感じていたアウトプットの面白さやメリットについて、分かりやすく解説されていました。『やっぱりそうだったんだ!』と改めて納得した点と『こんな効果もあるんだ!』と新しい発見があった点について以下にまとめておきます。


    【やっぱりそうだったんだ!と思った点。】
     (引用)32ページ
    『アウトプットというのは、「自己表現」につながりますから、基本的には楽しい行為なのです。』

     そう!アウトプットはむちゃくちゃ楽しいんです。自分の想いを表現するという行為は、自分自身がやらなきゃ他の誰にも出来ないんですよね。どんなに小さな気付きであっても、それを表に出すことで、立派なアウトプット、自己表現になるんだと励まされた気持ちになりました。
     ちなみに30年ほど前、私の父にはある口癖があったのですが、子供の頃の私にはどうしても納得が出来ませんでした。その言葉は、『あんな作品(言葉、アイディア)、誰にだって出来る。』です。
     今の私なら、父にこう伝えると思います。 
     『想いやアイディアを持っていたとしても、それをアウトプットして具現化しなければ、何も生み出さなかったことと同じ。誰にだって出来ることかもしれないけれど、お父さんはアウトプットしていないんだから、出来なかったんじゃない?』
     亡くなった父の怒り顔が、私の目に浮かびます。。
     話が横道に逸れましたが、人生はアウトプットしたもの勝ちです。ささやかでも、自分の想いやアイディアを形にした方が楽しい。自分の想いが人に伝わると、仲間が増えて、出来ることが何倍にも大きくなり、自分の見える世界が広がるんだと改めて気づかされました。

    【こんな効果もあるんだ!と気づいた点。】
     (引用)159ページ
     『文章にすることで「事実」と「感情」が切り離されます。さらに少し時間を置くことによって、「感情」がより薄まります。また、人ごとのように見ることで、客観的に読めるようになります。これが、アウトプットによる「客観視」の効果です。』

     元々私は、感情的になりやすく、自分の失敗を大きなミスとして捉え、落ち込みまくるタイプでした。しかも、ミスを人に愚痴って記憶にしっかりと負の感情を焼き付けて、自分を苦しめるので、自己肯定感がダダ下がり。悪循環でした。
     この本で、アウトプットによる客観視の方法を教えていただけたのは私にとって救いでした。実際にやってみて、まるで他人事のように自分のミスを見つめ直したら、「次回は忘れないようにしよう。」などの対策を冷静に考えることが出来ました。また、不必要に自分で自分を責めることが無くなり、今の自分で合格だと思えるようになりました。
     これからも、日々の生活で失敗したら、アウトプットして感情と事実を切り分けて物事を捉え直し、冷静にリカバーする方法を考えて実行しようと思います。


    小さなアウトプットをコツコツと継続することで、毎日を明るく楽しく過ごしたいと思います!

    • workmaさん
      aurinko saariさん
      はじめまして。
      ブクログのブックリストで紹介されていた本…読みたいと思い、レビューを見ていたら…
      aurin...
      aurinko saariさん
      はじめまして。
      ブクログのブックリストで紹介されていた本…読みたいと思い、レビューを見ていたら…
      aurinkoさんの文章から率直な思いが伝わってきて…
      おぉー、これは読まなくっちゃ!と、読みたくなりました。レビューありがとうございますm(_ _)m
      2023/12/06
    • aurinko saariさん
      workmaさん
      はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      自分の覚え書きとして書いているだけなので、コメントが付いていてとても...
      workmaさん
      はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      自分の覚え書きとして書いているだけなので、コメントが付いていてとても驚きました。
      樺沢先生の本はオススメです!ぜひ!
      2023/12/06
  • アウトプットとは頭の中の情報を外に出すこと。インプット能力は今後AIにかなわない。人にできることは、ゼロをイチにするアイデアを生み出し、それを言語化して人に伝えること。
    「話す」「書く」「行動する」

  • アウトプットとは話す、書く、行動すること。
    学校の授業では近年アウトプットを重視する流れになりつつあるが、未だにインプット中心の授業が多い。社会人もほとんどがインプット中心の勉強をしている。自分も読書や映画鑑賞をしてもそのままになっており、数ヶ月後には内容を忘れてしまっている。

    本書はアウトプット大全と重なる部分が多いが、主に10代の学生向けに書かれているためより理解しやすくなっている。

    これまで会議などで自分の意見がまとまらず発言ができなかったり、自己紹介をする場面でもしどろもどろになってしまうことが多かった。話をする前にメモを取り、頭を整理することで解決できることを知り、実践したい。

    この本を10代のうちに読んでいれば、人生がより好転していたのではと思う。
    そんなことを思っていても仕方がないので、これからの人生をアウトプット前提で生きていきたい。

  • 息子にと手に取ったが、読み出したら一気に読んでしまった。
    大人でもすぐに実践に移せる大切なことが散りばめられている。

  • アウトプットとは「話す」「書く」「行動する」ことによって、現実世界に影響を与えること。
    私は人前で話すことが苦手であるが、それは練習していないからだと突きつけられた。逃げずに練習しようと思う。小さな目標から、人前で話すことのレベルを上げていきたい。話すだけ、書くだけならば誰にでもできるような気がするが、だからこそその質を上げるために練習が必要なのだと思った。

  • 2週間に3回アウトプットすると記憶に残るので、ネガティブなことは1回言ったら終わり!

    寝る前の15分が記憶のゴールデンタイムなので、その時間はポジティブなことを考える。
    寝る前にいいこと日記を書くのはそのため。

  • 【読了直後のコメント】
    樺沢先生、一浪なんだなぁ。
    Powerfulな秀才タイプ
    勉強も楽しめる人

    樺沢先生の、子どもたちに幸せに生きてほしいと願う気持ちが切に伝わってくる。
    子どもたちに届いてるかな?
    学校の図書館にあるかな?
    学習雑誌とか進研ゼミみたいなのに載せといてほしい。
    親御さんや教職員が読むような雑誌に載せといてほしい。
    編集さんよろしくです。

    【要再読】
    Audible読みなので実践に移すには必要箇所を精読

    【きっかけ】
    樺沢紫苑集中読み
    Audible無料期間

    【目的】
    効率的に知識や知恵をつけたい
    いろいろ楽しく身に着けたい
    インプットとアウトプット

    【Amazon Audible耳読書】


    【読了後の内容メモ】
    相談の目的は解決ではなくガス抜きと断言。死にたくなる前に相談。
    ポジティブ3行日記、この本でも押し
    読むだけじゃだめ、手を動かせ
    長文読解は先に問題を読んで、必要なパラグラフを探して読む。全文読む必要はない
    アウトプットの重要性

    【実践すること】
    他の著作と重なるので一旦割愛

  • 樺沢紫苑さんの本はこれで5冊目くらいか。
    こちらの本はアウトプット大全に書かれたものがより簡略化されて書かれていて読みやすかった。

    すでに他の著書でも書かれていたかもしれないが、本書で得た学び。

    ・賢者のワーク
    自分の思ってるネガティブな感情をひたすら書き出す。
    30分後に改めてそれを眺め、他人のつもりでアドバイスしてあげる。
    これをやる時は記憶に定着するので寝る前にはやらない。
    書いた事を翌日以降人に話さない。
    忘れるためのワークなので、それをやると記憶に定着してしまう。


    ・目標の持ち方
    ×目標は大きく持て
    ○目標は小さく刻め

    ・タイムマシンで過去に戻れたとしたら、同じ決断をするか?を考えて決断する

    ・今やれる事に集中する

    ・3日の内、例えできない日があっても必ず1日はやる3日ルール 

    ・誰かの輪に入れてもらうのでは無く、自分中心の輪を作る

    ・最近の複数の研究によるとスマホやSNSの利用時間が長ければ長いほど幸福度は下がり、学校の成績も下がるらしい。


    今回も多くの学びがあった。

    何か嫌な事があったら賢者のワークは実行してみようと思う。

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著者プロフィール

1965年、札幌市生まれ。累計56万ヒット突破の人気Webサイト「札幌激辛カレー批評」(http://www.kabasawa.jp/)主宰者。2003年7月に著書『とっておき北海道 カレー50』
(アドネット刊)を刊行するなど、スープカレーをメインにカレー店の動向を精力的に追い
続けている。また、スター・ウォーズ研究家としても知られ、スター・ウォーズ研究のWeb
サイト「ホス・プレス」を運営。著書に「スター・ウォーズ新三部作完全解読本」(三一書房)、
「スター・ウォーズ完全基礎講座エピソードⅠ篇」(扶桑社、共著)などがある。

「2004年 『北海道スープカレー読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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