作品紹介・あらすじ
バンパイア一族に認められるため命がけの試練を受けることになったダレン。「水の迷路」「針の道」「炎の間」といった困難な試練も仲間の協力で次々とクリアしていったがとうとう絶体絶命の危機に追い込まれる。そんなとき意外な人物が予想もしなかった行動にでたために…。
感想・レビュー・書評
絞り込み
-
バンパイア・マウンテンで、クレプスリーの汚名を代わりに晴らすために『試練』を受けることになったダレン。
これは訓練を受けたバンパイアが受けるもので、何の訓練も受けておらず、その上半バンパイアであり、子供の体であるダレンは受けたとしても死ぬだろうと皆に思われていた。
しかしまわりの仲間のおかげで、出来る限りの対策をもって試練を克服していく。
水の迷路、針の道、炎の間、、、そして、バンパイアの血でおかしくなったイノシシ二頭と戦う試練まで行きついたダレンだったが、そこで思わぬ出来事が起こり、試練は途中で中止になってしまう。
死刑になるのを待っていたダレンに、逃げろと言い出したバンパイアがいて___
うーん、正直ドキドキしたり、はらはらしたりするかと言われたら、全くそうはならない。バンパイアの血が戦闘や誇りにつよく固執したり、執着したりする感覚が、なんだかな、と思ってしまう。
そも、じゃあ最初のバンパイアはどうやって生まれたんだろ。道を違えたからと言って、見た目がこうも分かりやすく変わるんだろうか、というのも。
でもここまで読んだから、頑張って半分読み切りたい。
-
ショッキングな展開があり、子供ながら読んだときは衝撃を覚えた巻
試練はハラハラドキドキな展開
-
-
カーダがダレンを助けるのはなぜだろう。
ダレンを大切に思っているから?なぜ?バンパイアマウンテンで、ついこの間会ったばかりなのに。
カーダはバンパニーズ大王の復活を望んでいて、ダレンが未来の大王であると知っている。だからダレンを助けるのだというのが今の予想。
-
生死をかけた試練の結果は。
目の前に居て助ける事が出来る友人を見殺しに出来るほど、感情を殺し見ているのは中々難しいだろうな。
逃がすためなら近道を喜ぶはずなのに、その時点から疑うべきだったのか。
-
暫く間が空いてしまったが、無事に読み終わったのでレビュー。
今回はファンタジー小説らしいハラハラドキドキの冒険劇、といった感じの比較的分かりやすい内容。但し相変わらずの血みどろ具合。
バンパイアを題材にしている時点である程度は予想出来るものだけれど、今回の流血はそれとはまた違ったパターンもあるので、グロ耐性無い人は今さらながら再度注意すべきかも知れない。
印象に残っていたシーンもこの巻で描写されていた。ラストでダレンがほにゃららになってしまうところ。何故かやたらと記憶に残っていた。詳しくは是非読んでもらいたい。
個人的にハーキャットがとても好き。
-
-
4-09-290305-7
C8397\1500E.
ダレン・シャン 5
-バンパイアの試練-
2002年7月1日 初版 第1刷発行
2005年2月20日 初版 第10刷発行
著者:Darren Shan.
訳者:橋本 恵(はしもと めぐみ)
発行所:小学館
--もくじ--
生きるか、死ぬか?
備えの期間
バンパイアの夫婦
バネズの特訓
バンパニーズ接近
第二の試練
待望の知らせ
祝祭の始まり
バンパイアのおどり
血の番人
第三の試練
火の悪夢
カーダの計略
クレプスリーの希望
第四の試練
絶体絶命
死ぬか、生きるか?
逃亡
予想外の出来事
友の死
死してなお
訳者あとがき
-------------------------
今回のダレンはバンパイアマウンテンで試練を受けることになりました。ってところの続き。
第1の試練は水の迷路。石を引きずりながら迷路脱出。
第2の試練は鍾乳洞の針の山(鍾乳石ってそんなに傷を作るものでしたっけ?なめらかなものだったとおもうけどね・・・)
第3の試練は火の悪夢。部屋の床に穴があって炎が噴き出す仕組み。このトレーニングにはエラが参加した。
第4の試練はバンパイアの血を飲んだ2頭のイノシシと決闘。
この間にバンパイアの夫婦 ではクレプスリーとエラが以前夫婦だったことが書かれている。バンパイアは子どもができないので、5年か10年一緒に暮らすというだけのものでその後は別に生活をするか同居を継続するか決めるというもの。
血の番人についても書かれていた。前巻までは処刑の部屋や水葬の部屋に居るバンパイア以外の者として触れられていただけだが、宴に必要な血を提供したり、バンパイアの最後に関わる仕事をしている。
死んだバンパイアは水葬の部屋に運び込まれ、バンパイアマウンテンの中を流れる水路によって、外界に運ばれ、野生動物がそれを分解する。
第4の試練で死んだイノシシの下敷きになり動けなくなってしまったダレンだったが、ハーキャット・マルズ(レフティ)が競技場に飛び降りてもう一頭のイノシシにとどめを刺し、ダレンの上で死んでいるイノシシを引き下ろした。
ハーキャットマルズはバンパイアではないのでバンパイアのおきてに従う必要はないが前代未聞の試練になった。ハーキャットマルズはデスモンド・タイニーの使者であるため、やたらに処刑を即断できず一旦解散となった。
カーダがダレンを迎えに来て秘密の抜け穴を使って脱出しようと持ち掛け実行する。ガブナーバールが後から追いついて3人になったが行く手にはバンパニーズが30人ほどいる洞穴があった。カーダがそれを知っていて導いたのだ。ガブナーがバンパニーズを引き受けダレンは元来た道を引き返していた。 カーダはダレンを独りで先に行かせ、ガブナーの元に戻り、そしてガブナーにとどめを刺した。その現場を戻って目撃したダレン。その場を逃れ水葬の間にたどり着き水路をまたぎ飛びこそうとしたが、体力が尽きて水に流された。5巻はここまで。
第一の試練はバネズが特訓してくれた。
バネズはバンパイアマウンテンでゲームマスターを務めている片目バンパイア。
第3の炎の試練ではエラが特訓に参加してアドバイスをくれた。
-
-
「バンパイアの信念に、反するぞ」
(ガブナー)
力量の試練を受けるダレン。
意外な展開に。
ダレン・シャンの作品
この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。