タイムライダーズ 紀元前6500万年からの逆襲 (2) (児童単行本)

  • 小学館
4.25
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092906037

作品紹介・あらすじ

恐竜時代から無事に戻れるのか?

恐竜時代へとタイムスリップしてしまったリアムと支援ロボット。リアムたちは、想像を絶する異境の地でサバイバルしながら仲間の救援を待っていた。その影で、知性を持つ恐竜たちが人間の行動を観察し、学習していた。リアムたちは、雨をよけるために家を建て、魚を捕るために武器を作る。群れで行動する知恵のある恐竜たちは、リーダーのもと、人間の知恵を学び、少しずつ追い詰めていく。その影響で、歴史が変わり、仲間のいるニューヨークの風景も一変してしまった。外を見ると、摩天楼は、ジャングルに、通りを行き交う人は消え、奇妙な形の恐竜が走り回っていた。
リアムたちの居場所を知らせるメッセージは、6500万年の時を超えて、仲間のところに届けられる。それは、どうやって届けられたのか?
彼らは、無事に戻れるのか? 歴史の改変を正すことはできるのか?
最後まで息を抜けないファンタジーです。


【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ第1弾の刊行時に、翻訳者金原瑞人さんは、「本の窓 自著を語る」のコーナーで、本書について、お話しされています。「歴史のIFって、何でこんなに魅力的なんだろう。歴史の背後には、選択されなかった無数の選択肢があり、そのひとつひとつに物語が隠れている。その物語をフィクションにした作品は数え切れないけれど、この『タイムライダーズ』はなかでも出色である」と。
まさしく、この作品は、"歴史のIF”に挑戦するような物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 1912年の沈没寸前のタイタニック号からアイルランドの少年リアム
    2010年の爆破される直前の旅客機からアメリカの少女マディ
    2026年に倒壊した建物からインドの少女サル

    死ぬはずのところを救い出され
    2001年9月10日のニューヨークに連れてこられた3人の若者に
    歴史の改変を阻止する任務が与えられる

    ミッション中の事故で6500万年前に転送されてしまったリアムとベック
    (ここまで『1』上巻)

    2001年のマディとサルに暗号でメッセージを伝えようとするが
    知能を持つ恐竜に襲われ仲間を失ってゆく

    一方2001年に押し寄せた歴史の変異が秘密基地にも影響を及ぼし...

    22か国で翻訳出版
    本家イギリスではシリーズ7巻までで40万部の大ヒットという
    “タイムトラベルファンタジーの超大作”(9巻で完結)

    衝撃のラスト1行に次作が待ち遠しくなる

  • 表紙はベックス

    リアム達は6500万年の白亜紀で粘土板を作ろうとする。
    恐竜の化石が見つかったテキサスの谷へそれを置いて、化石にして、2001年にメッセージを届けるつもり。
    だが、その過程で高度な知能をもった恐竜がそれを妨害する。やばい。
    暗号作りに苦労するが、サルならわかるだろうとハリーポッターの最終刊を使うことにする。伝えるメッセージは、
    2001年にNY現地基地にこれを届けて欲しい、ということ。それと、ベックスがタキオン粒子の崩壊状況から計算した西暦年号。

    1941年、少年達が粘土板の化石を発見。それはアメリカ政府に極秘保管され、2001年に カートライトなる人物がNY秘密基地を訪ねてくる。タイムマシンがあればアメリカ政府がそれを接収するつもりだ
    カートライト達は武器を携帯しており、マディとサルを拘束する。マディは自分がいないと基地施設は使い物にならないとカートライトを伝え、しばらくリアム達の救出まで猶予をもらう。
    その間も2001年NYは高度知能恐竜が地球を支配した状況に変化してしまう。驚くマディ・サルとカートライト達。
    2001年当時まだ出版されていない、ハリーポッターの最終刊を使った暗号を解いてプラスマイナス500年の誤差がありながらもリアム達のいる時代を知る。

    一方、リアム達は高度知能恐竜に襲われ大ピンチ。16人いたのに
    最終的2001年に転送できたのはリアムとベックス、エドワード、ローラの4人になってしまう。エドワードを殺しに来た暗殺者はエドワードと仲良くなりエドワードをかばって恐竜にやられる。ローラはチアのヒエラルキートップ。エドワードはのちのタイムマシン理論の構築者。

    あとはどうやって元に戻すか。ベックスを6500万年前に送り、高度知能恐竜を絶滅させる。そして、リアムを1941年に送り粘土板をアメリカ政府の手に届かないようにする。途中カートライトがリアムの転送を妨害しようとして左手だけを残し時空の狭間に消える。2001年が元に戻ったあとにエドワードとローラを基地に外に出したまま、タイムバブルのスイッチを入れ直す。これでいいらしい。基地は2001年の9月10日の00:00に戻るのはわかる。けどエドワード達は2001年に取り残されたような気もするが。

    マディはセントラルパークにいると予想した、フォスターに会いに行く。果たしてパークにフォスター。フォスターにとっては数時間ぶりの、マディにとっては数ヶ月ぶりの再会。体の崩壊のことをいつリアムに伝えればいいの? と聞くマディ。リアムを信じろというフォスター。「リアムはわたしだ」。

    正史では起きなかった研究所の爆発がなぜ起こったのかは解明されないまま終わる。リアムとベックスが24時間後・半年後のウィンドウから出てこないから2001年からタキオン粒子によるメッセージを送ったのだが、そのタキオン粒子が爆発を誘因させたのか不明。そもそもなぜ、リアムとベックスは1時間後・24時間後のウィンドウで帰ってこなかったのか。本のなかでは2015年に転移して長くて1,2時間くらいしか経過していないように思える。

  • 自分がシリーズの1と2を読んだと思っていたが、それにしては話が全く連続しておらず、頭の中は???だった。よくよく調べてみたら私が読んだのは3-1と2-2で、2-2の前に1-1・1-2・2-1があることがわかった。それにしてもこれはひどすぎる。図書館にこの2冊だけが並んでいたので、すっかりこれがつながった2冊だと思ってしまった。

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