次の角を曲がったら話そう

著者 :
  • 小学館
4.06
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本棚登録 : 152
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093106962

作品紹介・あらすじ

伊集院光とらじおと放哉と山頭火との傑作選

TBSラジオの平日午前中に放送されている人気番組「伊集院光とらじおと」。この番組の木曜限定の人気コーナー「伊集院光とらじおと放哉と山頭火と」では、番組リスナーから投稿された、いわゆる自由律俳句をパーソナリティーの伊集院光さんと木曜パートナーの柴田理恵さんが紹介しています。本書では、番組で紹介された俳句の中から伊集院光氏と番組スタッフが厳選した傑作を番組発の句集として1冊にまとめます。俳句に対する伊集院さんや柴田さんの絶妙な解説や寸評を、まるで番組を聴いているかのように楽しめます。なお、本書のタイトルは、番組リスナーの投票によって選ばれた俳句です。

【編集担当からのおすすめ情報】
自由律俳句の魅力は、「たしかにそうだよね」と共感を呼ぶ句もあれば、しみじみと情景が思い浮かんでくるような句まで、決まったリズムがないからこそ、読み方が受け手に委ねられている点にあります。番組には、これまでたくさんのリスナーから自由律俳句が投稿されてきました。膨大な作品の中から本書で紹介する作品を選ぶのは大変だったと思いますが、番組パーソナリティーの伊集院光さんが一生懸命、選んでくださいました。ぜひ、読者の皆さんにも一句一句読んでいただきながら、それぞれの句に込められた書き手の思いを想像していただければと思います。

感想・レビュー・書評

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  • ただの日常。大切なとき。

    本当に、ルールなんてない自由な俳句と、想像。
    こういうの好き。なんにも縛られない、自由。

    聞き手の自由な解釈に、あなたはそう感じたんだね、わたしはこう。直接は書き込めないから、付箋に託した。

    わたしにも、作れるかな。些細な生活を大切にする為に。

  • 年齢層の高さがうかがわれる投稿作品群に、初老に片足突っ込もうかという私はしみじみ。自由律の俳句でも何でも、ひとりで黙読するよりも、人とあれこれ解釈のやりとりをしながら読むほうが、格段に面白いということがよくわかった。ひとり漠然と思い描いていた情景も、そのやりとりの中で、よりくっきりとした輪郭を持つシーンに昇華して、我知らず号泣してしまったP71、笑っちゃったのがP117。

  • 自由律俳句というと難しそうだけど、これは読んでいていろいろな情景が思い浮かんでおもしろい。

  • いいね自由律俳句

  • 「あ、わかる」「え、これ俳句?(笑)」「そこ?!」と楽しみながら読めた本!

  • 伊集院はラジオのファンで、エッセイも好き。

    この本は……難しいです。読み手次第でこうも感じ方が変わるのかと。

    けっこうしょうもないと思ってしまった。うーん。

  • 自由律俳句の本を初めて読んだけど、読むだけで情景が湧いてくる新しい世界を知ることができた。
    出演者がそれぞれ解釈が異なっていることも書かれており、自分が感じたこととの違いもわかり、奥深さをさらに増しています。もっと読んでいたいと思わせる、極上の読書体験でした。

  • 題名に魅力、内容に面白さ。良かった。

  • 伊集院光のすごさ

  • TBSラジオ「伊集院光とらじおと」毎週月曜 - 木曜 8:30 - 11:00、この本は木曜日のコーナー「伊集院光とらじおと放哉と山頭火と」で、リスナーから投稿された自由律俳句の厳選集。(伊集院氏は次の角を曲がり、番組は終了するとの発表がありました。)
    載っている自由律俳句には、放送当時の伊集院氏とパートナーやアシスタントとのトークも掲載されています。俳句と違って自由律俳句は、文字数の制限が非常にゆるく、何を詠んでもOKですが、少ない語数で如何に内容を詰め込むかが詠み人の腕の見せどころなのは俳句と同じ。タイトルの『次の角を曲がったら話そう』は、話しづらいことを思い切って話すきっかけをつかもうとしている様子ですが、これを少し掘り下げると、何回角を曲がっても次の角を曲がったら なのだ、という解釈も可能なわけです。そういう広がりがあるのが自由律俳句のおもしろさでしょうか。
    まえがきに「二年前から、次の角を曲がったらと思っていることがある」と書いてあります。番組終了のアナウンスはありましたが、それとこれとは別のことなんでしょうか。あるいは、降板することはかなり前から決めていたということなのか。読者にはわからないままで終わりそうです。

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著者プロフィール

1967年生まれ。84年に三遊亭楽太郎(現・六代目三遊亭円楽)に弟子入りし、落語家・三遊亭楽大として活動。87年ごろから伊集院光としてタレント活動をはじめ、「伊集院光のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)といったラジオ番組のパーソナリティをつとめる。2012年よりNHK Eテレ「100分de名著」に出演。『世間とズレちゃうのはしょうがない』(養老孟司との共著、PHP研究所)、『名著の話 僕とカフカのひきこもり』(KADOKAWA)などの著作がある。

「2023年 『名著の話 芭蕉も僕も盛っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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