文楽へようこそ (実用単行本)

  • 小学館
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本棚登録 : 88
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093108249

作品紹介・あらすじ

勘十郎&玉女の「文楽」案内本

文楽は、太夫、三味線、人形遣いが三位一体となって創られる舞台です。伝統芸能だから難しいと敬遠することはありません、とくに、まるで命が宿ったかのような人形の表現力には初心者でも自然と引き込まれていくことでしょう。
これは、その人形を遣う、桐竹勘十郎さんと吉田玉女さんという、良きライバルであり友人でもある人気のお二人が案内する今までにない文楽本です。
そのほか、太夫の豊竹呂勢大夫さん、三味線の鶴澤燕三さんといういまもっとも注目される技芸員のインタビューや、鶴澤清志郎さん(三味線)、吉田一輔さん(人形遣い)が案内する文楽ゆかりの土地案内、豊竹咲寿大夫さん(太夫)作の舞台裏コミックまで、まさに文楽初心者から文楽ファンも納得する、贅沢な内容。
また、文楽に関するニュースとして、玉女さんが2015年に二代目吉田玉男を襲名することが発表され、人間国宝で最長老の竹本住大夫さんが2014年春に引退することが話題となっています。これを機会に何かと注目されている文楽の世界をのぞいてみませんか。


【編集担当からのおすすめ情報】
人気を二分する勘十郎さんと玉女さんの出会いはなんと中学生時代。もう40年以上のつきあいになります。収録されたふたりの対談は、ライバルでもあり友人でもあるふたりの特別な?関係や厳しい修業時代を知ることができる貴重なものです。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年文楽初観劇。観劇3回、寿式三番叟/双蝶々曲輪日記、ひらかな盛衰記、団子売/ひらかな盛衰記、を観ました。
    分からないことがたくさんなのだけれど、物凄く惹かれる。図らずも幸いなことに桐竹勘十郎さん、吉田玉男さんの演じる世界を観ることができて、そのあとにこの本を読んで、分からないんだけれど愉しくて。また観に行こう!

  • カラー写真がいっぱいで見るのが楽しい!
    中の人の思いがよくわかる!
    でも作品解説が短すぎてどんな話かはよくわからない!(笑)

  • ☆ふむ

  • 歌舞伎だけでなく文楽をもっと見たい。
    義太夫と三味線、足左主の連動!
    ゆかりの名所情報、大阪出張多い時期に知りたかったな。

  • 文楽好きな人には宝物のような一冊。勘十郎さんと玉女さんの対談、そして呂勢大夫さん・燕三さんのインタビューには本当に痺れる。まだ文楽の魅力に触れたことのない人にはとっかかりにおすすめ。知らないなんてもったいなさすぎる!

  • 文楽好きの私にはたまらない本です。心がうきうき、劇場に誘われます。

  • 人気の人形遣い桐竹勘十郎が同い年の吉田玉女と共著で文楽の世界を紹介します。二人があげる演目マイベストテンがオススメです。演者の目線で好きな演目の見所や難しさを語っておられるのが新鮮で、とても参考になりました。今後の抱負を聞けたのもよかったですね。

  • 吉田玉女さんが玉男襲名へ 文楽の人形遣い - 47NEWS
    http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014020401001998.html

    小学館のPR
    http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093108249

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著者プロフィール

【桐竹勘十郎・監修】  1953年大阪府生まれ。人間国宝の人形遣いの父・故二世桐竹勘十郎の長男。1968年に人間国宝の吉田簑助に入門、吉田簑太郎(よしだ みのたろう)を名乗り、翌年初舞台を勤める。2003年、父の名を継いで三世桐竹勘十郎を襲名。子どもたちのためのワークショップや海外公演に参加し、文楽を広めている。文楽協会賞、国立劇場文楽奨励賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章、日本芸術院賞など受賞多数。様々な新作にも挑戦している。2013年4月より京都文教大学客員教授。著書に『文楽へようこそ』(吉田玉女共著/小学館)『なにわの華 文楽へのいざない』(淡交社)がある。

「2015年 『桐竹勘十郎と文楽を観よう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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