エコノザウルスカウントダウン

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 19
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093592031

感想・レビュー・書評

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  • エコのわかりやすい本だった。

  • 「今年は暑いなあ……これも温暖化の……」といった程度の認識しかなかった瓢箪頭に鉄槌を食らったような衝撃満載の時限爆弾のような本だ。一番の問題はニンゲン、それも欲得に目がくらんだ盲目のエゴ恐竜「エコノザウルス」の存在。なんとかしなくちゃ〜いけないのだろうけど、ではいったいなにをどうするか? 匍匐前進ほどのスピードもないけれど、考えてみたい。

  •  この本、最初シーナの新刊としてTOHANからお知らせMailが届いたときはいったいなんの本なのかよくわからなかった。 そしてたなぞうで ようちんさんのこの本の感想をみてコメントを少しやりとりしている最中に、思わずワンクリック注文していた。買って大正解でした!  エコノザウルスとは「エコノミック怪獣」とでも言えばよいのだと思う。何よりも経済(お金)を優先してついに地球環境を破壊し尽くしてしまいそうな怪獣のことだ。 メインは本田亮のイラストとお話。そしてシーナのエッセイが途中にピリリと効くスパイスの様に挟まっている。 本田亮は、いままであまり知らなかったけど、これからは要マークだ。イラストレーターであり、カヌーチーム「転覆隊」の隊長をしていて、『サラリーマン転覆隊』というシリーズエッセイも書いている。今度読もう! わたしはシーナの本をほとんど読んでいるので、この本に載っているシーナのエッセイは書下ろしではなく、他の本に最近ケーサイされたものの中から慎重に選んできたものが多い、ということが分かってしまう。でも、よくこの本のテーマにマッチしている。もともと自然派のシーナは日ごろからこのように自然に優しく、美しい日本の環境を破壊するな!というスタンスで書いてきていたのでよかったなぁ。 たくさんのお話が載っているが、わたしがとても気になったお話を一つ紹介。 世界中の国々が軍事に使っているお金は、2004年のDataで、なんと1兆240億ドル。 今の地球が抱えている環境問題は、このお金の1/10もあればたちどころに解決してしまうのだそうだ。 今こそ自分の為ではなく地球全体の為に自分のお金を使うときなのだ。 え? そんなに言うなら まずお前が先に使えって。 だめだこりゃ!

  • いますぐせねばならん。人間を、経済で肥大化した恐竜「エコノザウルス」として、その傍若無人な行いと、その結果引き起こされている深刻な現状を、イラストと、解説で著している。具体的な数字が多くつかわれているため、現実感と理解度が高められる。決して説教じみてなどいない。ただただ、いまある現状と、このままいくとどうなるか、というこを説いているだけ。著者は、某広告代理店のCMプランナーで、カヌーチーム「サラリーマン転覆隊」隊長である。自然の強さや包容力を体で感じているからこそ、真実を話せるのでしょう。椎名さんが、世界各国を巡って感じた環境についての話が、解説についている。親子や学校教室で、読んで見て話し合って、理解してもらいたい本です。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。1974年に日大芸術学部を卒業後、電通にCMプランナーとして入社。以後、「ピカピカの1年生」など数多くのヒットCMをつくり、国内外の広告賞を200本以上を受賞する。1990年に環境マンガ「エコノザウルス」を立ち上げ、環境啓蒙活動を始める。1997年にアウトドア雑誌「ビーパル」にてカヌーによる冒険旅の連載を始める。2011年にエグゼクティブクリエーティブディレクターとして東日本大震災時のAC広告を多数制作した後に電通を早期退社。以後はフリーランスとして、様々なクリエーティブ制作と講演活動を続けている。

「2020年 『エコかるた―楽しく学べる環境絵本―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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