- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093797764
作品紹介・あらすじ
アメリカ発同時株安を予言!中東、北朝鮮現地リポート、ダライ・ラマ単独インタビュー記ほか、読んで納得!話題のニュースの要点は池上さんに聞いてみよう。
感想・レビュー・書評
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2007年の本なのでちょっと時期を逃したと言うか、時代ってあっさりとこんなにも簡単に変わるんだなーって。
この辺辺りからの世界情勢がどう変わっていったかを考えられるようになった自分が少しだけでも世界に興味を持てていたみたいで面白かった。 -
内容濃い、超わかりやすい、仕事に直結!
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(2009.05.09読了)
「週刊ポスト」に連載(2006年4月〜)したものをまとめたものだそうです。
「鳥の眼、虫の眼」と題しているようです。
毎日、世界のニュースが新聞、テレビ、等で報道されますが、なかなかニュースの意味をじっくり掘り下げることができません。
週刊こどもニュースのお父さんとして、ニュースをわかりやすく報道してきた池上さんが、現地に取材しながら、世界のニュースを掘り下げてくれます。
大変勉強になります。2006年のニュースなのに、まだまだ古くなっていません。
49本の記事が収められています。中東(イラン、イラク、クウェート、レバノン、イスラエル)に関するもの、12本。アメリカに関するもの、8本。中国・北朝鮮(マカオ、チベット)に関するもの、12本。ヨーロッパ、アフリカに関するものは少ないようです。
●イラン
1979年のイスラム革命によって、政治はイスラム教の教えに沿って行われるようになり、女性たちは、チャドルと呼ばれる黒いコートで体を隠すことが強制されました。(12頁)
1997年の選挙で、大統領に選ばれたハタミによって、イスラム支配は緩和され、チャドルを脱ぎジーパン姿の女性が目立つようになりました。
2005年に大統領選挙に当選したのは、イスラム原理主義者のアフマディネジャドです。厳格なイスラム体制に戻っているのかと思いきや、服装の自由化はそのままのようです。
大衆迎合路線ということです。
●赤十字のマーク
赤十字のマークは、万国共通と思っていました。
ところが、イスラム世界にとっては、「赤十字」はキリスト教の十字軍を想起させるということで、採用されていないのだそうです。
イスラム圏では、赤新月のマークが使われているそうです。
●高句麗は、中国文明か?朝鮮文明か?
日本の歴史教科書が新しくなるたびに、中国や韓国から横槍が入りますが、中国と韓国のあいだでも、歴史について、論戦があるようです。
高句麗の扱いについて、中国では、中国の地方文明という扱いをするので、韓国にとっては、これを認めては、チベットと同様、中国に併合されかねないので、反発を強めているそうです。もっともなことです。
(2009年5月10日・記) -
国際ニュースを一歩突っ込んで見てみる。
複雑な国際情勢を一皮ひんむいて簡単に解説していて、さすが子供ニュースやってた池上さんだけはあるなと感心。
彼の一見かたよりのない世界の見方も好きだし。
経済にも強いんでさすがと思う。
あちこち取材に行っていて、おれもちゃんと時間とってあちこち周って自分の目で世界を見てきたいって思いを強められた。
とにかくへぇ〜と唸ることが多い本。 -
「週間ポスト」で池上氏が連載していたものをまとめた本。
最近、池上信者になった気がしてきたww
時事問題が大半なのかなぁ。とりあえず、小論文対策にもなるかも。
まぁ、でも色んなタブー視されてることも暴いてたり皮肉ってたりするので、、、
過激すぎる意見は詳論とかではかけないけどねぇ、、、
兎に角、個人的にも読んでいて面白いと思う.
やっぱフリーのジャーナリストは強いなぁ、と思える本。
世界史を学びつつ読むと、過激に思える内容でも鵜呑みにせず、かつ報道されていることの裏側に透けてみえる事実に気づけたり気づけなかったり。
信憑性でも色んな国の人との会話と比較しても高い気がするんだよなぁ、、、 -
やっぱり池上彰さんは、分かりやすく説明してくれるお父さん♪
ケイティ・クーリックが出てきたのはたまげたわ。
無関心は暴力だ・・・なあんて国境なき医師団みたいなことのたまうつもりはないけど
USのボノさんが慶応大学の講演で
『自分達の身近にいる違う人たち、あるいは遠いところの人たちに関心を抱かない国民が集まる社会の将来は明るいはずがありません』って言ってたらしい。(RumiさんのBlogを通じて渋沢レターから知ったのん)
そうよねぇ。新聞の購読率しかり、、、、危ないぞ今の日本。
まず目を向けて、心の片隅に貴方がいますと意識していきたい。
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