千里眼の死角

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 118
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861304

作品紹介・あらすじ

世界各地で原因不明の「人体発火」現象が多発。英国王室のシンシア妃は何故かこの事件報道に極度に敏感な反応を示し、バッキンガム宮殿に引き籠もる。王妃の精神状態を探るため、臨床心理士の嵯峨敏也が宮殿に招かれた。その事件の陰に存在していたのは、全人類の歴史を覆す恐怖の策略だった。嵯峨は旧知の元航空自衛隊F15パイロット・岬美由紀に協力を求める。死地へと踏みこんだ美由紀は、予想しえなかった戦慄の事態に直面する…。遂に宿敵メフィスト・コンサルティングと決着。「ミドリの猿」から「ダビデ」まで、すべての謎が一挙に解き明かされる。睡眠・千里眼シリーズ第10巻特別記念作。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは安定した面白い。嵯峨との恋があっさり終わってしまうのがなんとも肩透かしだったけど。。。

  • 岬美由紀の活躍はアジアを越えて全世界になった。
    どこまでスーパースターの進化は続くのだろうか

  •  より人間味あふれるようになったスーパーヒロイン岬、男らしくなって岬に恋われる嵯峨、ほとんど出番がない蒲生、ダークヒーロー・ダビデが、バイオコンピューターを操るメフィストと最終対決って筋。すべての謎が解けるって帯の文句もまんざらうそではない。

     孤独なヒロインを取り囲む脇役たちを描くラストがすばらしい。初期の作品と比較して、ヒロイン岬に人間味を与えラストでそれを描ききるという手法が成長しているように思う。

     それにしても格闘技に戦闘機にと、やっぱりヒロインはサイボーグ級だなぁ。ま、それも松岡ワールドか。

     スーパーヒロインが強調された旧シリーズで残るのは「洗脳試験」「ヘーメラーの千里眼」「トランス オブ ウォー」「千里眼とニュアージュ」「背徳のシンデレラ」となった。

  • 読了。途中でめげそうになるも、最後にはやはり次も・・・と思わせられてしまった。

  • シリーズ最高スケールと名高い(らしい)今作。そりゃ最高スケールだよとひとりツッコんでました・・・世界だもんね、世界。今回も、千里眼・岬美由紀が大活躍!宿敵・メフィスト・コンサルティングとの対決では、防衛大仕込みの豊富な知識や、自衛隊で得たフィジカル面での強靭さがフル活用されてました。岬さん相変わらず最高に格好いいです!どれだけ頭いいんだかこの方・・・。怒涛の展開で読者をどうしようもなくひきつける魅力も変わらず!しかしちょっとあまりのストーリーの壮大さにご都合主義的なところもちらほら垣間見えたので、★4つ。

  • 岬美由紀シリーズ10作目!宿敵メフィスト・コンサルティングとの最終決戦!
    それにしても、枯渇ってことばがないのか?松岡氏は(笑)

  • シリーズ中ではこれが一番。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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