配達されたい私たち

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 41
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862318

作品紹介・あらすじ

32才、男、うつ病一年生。首を吊ろうとしたオレを変えたのは、心が刻まれた7通の手紙だった。映画『私をスキーに連れてって』『僕らはみんな生きている』の脚本家が描く、読む抗うつ剤小説。

感想・レビュー・書評

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  • 希望を持たせてくれるような
    タイトルだと勝手に想って
    読み進めてみたけど
    最後は明るくはない希望をみせてくれた
    希有な内容に想えた。

    周りの事柄は、
    前にすすめていけるきっかけだったりするけど
    冷ややかでいる彼の気持ちも馴染む。
    彼の経験値や体験思考も馴染むせいか!?

    すると鬱って近い病気だったりする!?

  • 書評のとおり期待を裏切らない作品だった。なぜかブラピのセブンを思い出した、オムニバスだから?絶望感が見え隠れするから?

  • 一色伸幸。20年前に一世を風靡した
    人気脚本家の小説。暫く表舞台から遠ざかったと思っていたが、心を患っていたと聞いた。そんな氏の繊細さ優しさに溢れたささやかな佳作だ。

  • 期待しすぎた。

    うつ患者の気持ちがリアルで・・・著者が以前、うつを患っていたんですものね・・・・そういう意味では、読む価値はあります。

  • うつの主人公が死のうとして入り込んだ廃墟と化したかつての映画館。そこにあったのは配達されないまま放置され朽ち果てようとしている手紙たち。無事なのは7通。これを届け終えたら死のう。カウントダウンの開始。
    設定は好き。かなり。手紙が7年のときを経てなにをもたらすのか。ただ、なにかにつけて自分はうつだからうつだからとうつを強調されるのが気にかかった。

  • 32歳、男、うつ病一年生。首をつろうとしたオレを変えたのは、心が刻まれた7通の手紙だった。

  • うつの人の気持ちが妙にリアル。

    面白かったです。

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著者プロフィール

一色伸幸(いっしき・のぶゆき)
1960年東京都生まれ。脚本家、小説家。
1980年前半から『宇宙船サジタリウス』『私をスキーに連れてって』をはじめ『七人のおたく』『波の数だけ抱きしめて』などアニメ、映画、ドラマと幅広い分野で次々とヒット作を生み出す。
『僕らはみんな生きている』『病院へ行こう』は日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。
多忙を極める中、うつ病を患い仕事を中断。無気力と自殺願望に苦しむ毎日を送るが、2年間の療養生活を経て復帰する。

2004年の連続ドラマ『彼女が死んじゃった。』(日本テレビ)や、2007年のエッセイ『うつから帰って参りました』(アスコム)、後にドラマ化、舞台化された小説『配達されたい私たち』(小学館、後に角川書店から文庫化)でうつ病患者の心情を表現するなど、復帰後は人の内面に深く入り込んだ作風で高い評価を受ける。

NHK特集ドラマ『ラジオ』は、2013年に文化庁芸術祭大賞、ギャラクシー賞優秀賞、シカゴ国際映画祭テレビ賞金賞、菊島隆三賞など数多くの賞を受賞。2014年には国際エミー賞にもノミネートされた。

「2018年 『感動コミックエッセイ さよなら、うつ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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