残される者たちへ

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著者 : 小路幸也
  • 小学館 (2008年12月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862363

残される者たちへの感想・レビュー・書評

  • 「言葉ではいい表せない」「それ」とは。表現してもらえないので、少々あいまいもことしてしまう。
    いいヤツなんだか、悪いヤツなんだか…。

  • デザイン事務所を経営する川方準一のもとに、同窓会の通知が届く。準一の通った小学校の子供たちは、
    ほぼ全員が〈方葉野団地〉の子供だった。準一は、親友だったという押田明人に会場で声をかけられるが、
    彼のことを何も思い出せない。他の人間はすべて覚えているのに。悩む準一は、団地の幼なじみで
    精神科医の藤間美香に相談する。美香は、〈方葉野団地〉に住む中学生、芳野みつきの診療も行っていた。
    みつきは、自分を庇って死んだ母親の記憶を見るようになったという。記憶のずれと
    団地の存在に関係があると見た準一と美香は、団地の探索に乗り出した。
    二人は〈方葉野団地〉で、想像もしなかった“のこされるもの”に遭遇する…

  • 再読だった。 2017.7.19

  • 泣きました。設定がすごいけどね(^-^;
    ジュンチが押田を思い出すところ…うゎーんです。

  • ★1.5
    読めなくはないけど、面白くない。

  • 本棚整理中。
    確か読んだはず

  • 978-4-09-386236-3 316p 2008・12・22 初版1刷

  • 頭の中の真っ白な空間にぽつりぽつりと登場人物があらわれて、その人たちがみんなゆっくりとべつべつの場所からひとつの場所を目指していくイメージ。
    急がずあわてず、それぞれが自分の内面を見つめて進んでいく感じ。

  • 同窓会に参加した主人公は、兄弟のように育ったという親友の記憶を一切失っていた。
    辿っていくうちに、子ども時代に過ごした団地へと集約されていき、そこで大きな変化に遭遇する。

    ミステリーの思わせぶりな書き方に吸い込まれて最後まで読む。
    最後はわかったようなわからないような。SFだった。

  • ☆☆☆☆4つ
    いくらなんでも続けて小路幸也作品ばかり読み過ぎ。
    もうどれがどの内容だったか、こんがらがって判らんようになってしもうた。
    それというのも設定というかプロットに結構似たようなところが多い事が作者側の原因だろうな。

    読者わたしの側の原因は、何人かの贔屓の察作家さんの作品はもうあらかた読んでしまっていて、これぞという作家がもう居ないこと。
    で、そうした居ない作家の中でも小路幸也はまあ読めるぞ沢山未読本あるしだった事。

    全く新しい作家さんを「ジャケ買い」みたくしてに手を出すと大概は裏切られるのよね。

    読書趣味、これは個人的な思い入れだけで面白いか面白く無いかが決まってしまう。
    要するに「好み」のモンダイなのである。
    あ、またもやほんの感想にわならなかった。でも読み応えあって面白い作品でした。
    すまんこってす。すごすこ。

  • 荒廃していく団地。大阪で言えば千里ニュータウンとかそういった場所かな……

    同窓会で出会った男性が全く記憶にない。
    他の同級生のことは全て覚えているのに、そして同級生は彼のことを知っているのに、自身だけに記憶がない。
    ちょっとした気持ち悪さが団地の現状に重ね合わせられて、不安感がずんずんと膨らませられる。

    ホラーという直接的な恐怖を与える書き方でないだけに、その不安感は増幅させられたまま物語を読み終えても残ってしまう。
    「残された者」たちがどう生きていくのか興味が沸くラスト。傑作として誰かに薦める……ような作品ではないんですが、個人的には「雰囲気」が好き。

  • 図書館で借りた。

    「空を見上げる古い歌をくちずさむ」に
    似た感じの話。

    たまにこういうの書くんだな。この人。
    ちょっと怖かったな。

    嫌いじゃないけどね(笑)

  • 2014.6.22 読了

    最初は 小路さんっぽくない?と
    思いながら読んでましたが、
    悪人が出てこないってとこは
    やはり小路さんかな?? ^_^

    不思議な話だった。
    その一言に尽きる。

    けど、謎だらけで 気になって
    最初は ガンガン読み進みました。

    けど、途中から あまりにも
    ありえなくて ちょっと
    読むのがしんどくなってきたところで、
    ページ数もなくなってくるし、
    これ ちゃんと終わるの??なんて思いつつ。

    なのに、真実が明らかになってきたとこで
    涙が出てしまった。
    結構 ハマってたんだ。。。と気づきました。

  • かつては人々の生活の賑わいに満ちていた巨大団地を舞台に紡がれる物語。
    出だしはミステリ風味→最終的にはSFといった感。
    抜け落ちた記憶、入り込んできた記憶、謎の痣、、、と魅力的なキーワードが散りばめられているものの、後半の展開は些か強引さを感じずにはいられない。
    ちょっと消化不良気味。

  • なんか思ってたのと全然違うぞ…。最初のほうは同窓会の件とかから、同著者の『21』みたいな雰囲気の作品かと思えばこれはSFではないか。辻村深月の『冷たい校舎の時は止まる』を読んでいた時と同じような気分。小路さんなかなか色んな抽斗をお持ちのようで。2011/390

  • レトロな昭和といった、下町人情物語風を想像して読み始めた。
    だが、内容は全く異なりSFチックなものだった。それに気付いたときには、ややショックを受けたが、読み進めるうちにどんどん引き込まれ、結局は一気読みだった。主人公の視点がどんどん切り替わりながら展開するタッチはいかにも小路幸也らしく、ハラハラドキドキしながらページをめくり続けた。
    次の展開が気になって仕方がないワクワク感を感じる面白さとともに、ヒューマンドラマが軸にあった点も非常に良かった。自分自身にも幼子がいることもあってか、子どもはみんなの宝であり、みんなで守るものという視点で物語が進められているのは、大変心が温まった。

  • 좋아 좋아. 우리가 우주인. 다음의 인류는 "그들"에 진화한다.

  • 団地を舞台にした、ノスタルジックで不思議な物語。
    記憶にない同級生、ないはずの記憶、などなど謎めいた要素がいっぱいだけれど、いったいどういう物語なのかはなかなか分からず。ちょっと奇想天外な物語でした。でもなんだか優しさも感じられる作品。

  • 方野葉団地。
    そこに今も住んでいる人たち、かつて住んでいた人たち。
    彼らはそれぞれ、不思議を抱えていた。
    かつての隣人であり、友達の記憶が抜け落ちた、川方準一
    事故を機に、亡くなった母親の記憶を持つようになった、芳野みつき
    みつきの主治医である、藤間未香
    40歳近い今でも団地に住み続ける、押田明人
    小学校の同窓会を機に、彼らは、交差し、より不思議な事件に巻き込まれていく。


    SFでもあり、ミステリー要素もある、面白いお話でした。
    しかしラストは切なかった。
    数ページごとに語り手が変わる形式で、読みやすかったし、それがミステリー要素を引き立ててたように思います。
    タイトルが、全部ではないですがジャズの曲名になっていて、ジャズ好きにはたまりませんでしたw

    小路幸也さんは、本当に多彩な文章を書かれる方ですね。
    手に取る本、手に取る本、全く雰囲気が違います。
    読むまでどんなタイプの小説か予想がつきません。
    この『残された者たちへ』なんて、最初の何章かは、ファンタジー要素もSF要素もまだ薄く、まさかこんな話だとは思わずに読んでいました。
    東京バンドワゴンシリーズで小路さんが好きになったのですが、出てる本全部読みたいです。

  • これはとても好きな本。
    何度も読んでます。

    ミステリーだけど素敵な話。
    この二つの部分がうまく重なっていると思います。

    残されるものたちへ。
    タイトルもいい。

  • ストレートにミステリー。団地で育った人々の過去の記憶と現在の生活、未来へと引き継がれるもの・・という「いい話」でもある。

  • 未香のようなすてきな女性になりたいと思った。
    アッキのジュンチへの想いがすてき。

  • 小路幸也にはまって読んだ
    非現実的なものは受け付けないんだけど、うまーく現実の世界から誘われてしまった!
    ファンタジー的でもあり、ミステリー的でもあり、◯

  • 読んでいる最中、小池真理子の『墓地を見おろす家』が思い出されて仕方なかった。
    題材や組み立てはいいのだが、終盤の展開に無理を感じるし、全体的になにかもどかしさが残る。
    もっと「彼ら」の切なさや苦しさを表現できれば、さらに素晴らしい作品となっていただろうに…
    小路さんの作品は初めてなので、次はバンドワゴンシリーズを読んでみます。

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