残される者たちへ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 397
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862363

感想・レビュー・書評

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  • うーん。SFミステリーというものなのか…。あまり残りませんでした。

  • 荒廃した団地に潜む秘密を描いたSFミステリー。

    マンモス団地として賑わっていた方野葉団地。

    その団地にある小学校の同窓会に参加した川方準一。

    そこで出会った幼馴染みの同窓生。押田明人について、川方は一切の記憶をなくしていた。

    また団地に住む少女・芳野みつきは交通事故で母親を亡くしてから、自分の中に母親の記憶が宿っていることに気付く。

    団地で起こる不可解な事件と現象。

    団地に関わる者に現れる奇怪なアザ。

    奇怪な現象に潜む団地の秘密とは!?


    東京バンドワゴンシリーズ作者によるミステリー。

    ややSFのようで、そうでもないような曖昧な感じで何とも言えない。

    生き継がれる者たちが大切にしなければならない「心」を啓発しているのかもしれない。

  • 以前に読んで、ちょっと後味が悪かった記憶があったのだが、娘の勧めで再読。勧められた理由の一つは団地が舞台だということ。親しみがわく部分もあるし、それ故に不気味なところもある。記憶していたほど悪い結末じゃなかったし、面白いとは思うのだけれど、消化不良な気分がのこっていて、それが後味の悪さになっていたのかもしれない。

  • 「言葉ではいい表せない」「それ」とは。表現してもらえないので、少々あいまいもことしてしまう。
    いいヤツなんだか、悪いヤツなんだか…。

  • デザイン事務所を経営する川方準一のもとに、同窓会の通知が届く。準一の通った小学校の子供たちは、
    ほぼ全員が〈方葉野団地〉の子供だった。準一は、親友だったという押田明人に会場で声をかけられるが、
    彼のことを何も思い出せない。他の人間はすべて覚えているのに。悩む準一は、団地の幼なじみで
    精神科医の藤間美香に相談する。美香は、〈方葉野団地〉に住む中学生、芳野みつきの診療も行っていた。
    みつきは、自分を庇って死んだ母親の記憶を見るようになったという。記憶のずれと
    団地の存在に関係があると見た準一と美香は、団地の探索に乗り出した。
    二人は〈方葉野団地〉で、想像もしなかった“のこされるもの”に遭遇する…

  • 再読だった。 2017.7.19

  • 泣きました。設定がすごいけどね(^-^;
    ジュンチが押田を思い出すところ…うゎーんです。

  • ★1.5
    読めなくはないけど、面白くない。

  • 本棚整理中。
    確か読んだはず

  • 978-4-09-386236-3 316p 2008・12・22 初版1刷

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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