八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅

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  • 小学館
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093876025

感想・レビュー・書評

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  • It’s never too late to learn.
    今日も英語学習をコツコツがんばろう!

  • 久しぶりに、あぁ手元に置いておいて時々読み返したい。と思う本に出会いました。私もこんなラブリーなおばあちゃんになりたい。生き方が素敵だなぁと思える年上の方に出会うと人生がより楽しみになる。
    英語の勉強は長いことしていて、人壁超えてから、最近はお休みしがちだったけれど。もっと英語が学びたい。純粋に英語という言語をもっと知りたいと思わせてくれる本でした。たえさんの言葉は英語も日本語も美しく暖かい。夢は抱き続けて、いくつになってもこれ!と思ったらやってみる!そんな好奇心のある心を持ち続けたいなぁ。

  • 53歳で英語学校に通いはじめ、65歳でイギリスにひとり旅、その後13回の武者修行をしている84歳のパワフルなおばあちゃんです。
    優しくてあたたかい文章ですごく丁寧に書かれている感じが、清川さんの人柄をあらわしていて素敵だなと思いました。私もがんばるぞという勇気をくれる1冊です。
    http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_4093876029

  • 53歳で英語を勉強し始めた著者が84歳までイギリスにひとり旅するようすが描かれたエッセイ。
    英語を勉強する過程やひとり旅で人と出会って交流する様子がたくさん描かれていて人とコミュニケーションとるっていいな、温かい気持ちになるな、自分から積極的に関わっていけばこんな充実した生活になるんだなと思った。
    英語に限らず、歳をとっても好奇心を持って学んでいくと若々しく、楽しい人生になりそう!
    イギリスでの食事は「何か軽いものを」と頼んでいる。
    英語ではイエス・ノーがはっきりしている。日本語にはない。英会話を勉強すると決断力がつく。

  • 54歳から始めたという英語の勉強法もですが、「また、ていねいに仕事をしつづけて、あのホテルに休みに行こう」という一文が心に響きました♪

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「54歳から始めたという英語」
      清川妙と英語が結びつかなかった、しかし凄いなぁ~
      「54歳から始めたという英語」
      清川妙と英語が結びつかなかった、しかし凄いなぁ~
      2013/08/21
    • でぶでぶさん
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。
      そうなんですよ。
      古典の人だと思ったら、英語ペラペラで海外を一人旅してしまうかっこ...
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。
      そうなんですよ。
      古典の人だと思ったら、英語ペラペラで海外を一人旅してしまうかっこいいおばあちゃんなんです!
      2013/08/22
  • とにかく言葉の柔らかさと誠実さに惹かれる作家さんです。
    50を過ぎて始めた英語やイギリスへの旅。そこから生まれる人との絆。
    悲しい別れも経験しながら人はひとつずつ溝を越え成長してゆける。
    細かい事を疎かにしてはいけない。人生いくつになっても学ぶ楽しさがある。
    作品を通して教わることがたくさんあります。

  • こんな方がおばあちゃんだったらと思いながら読みました。自分の仕事をしながら英語を学んで、何度もひとり旅をするなんて、スタミナの持ち主だったのですね。

  • 70代の母のために借りた本でしたが、とても感銘を受けました。
    人間は何歳になっても学ぶことができ、行動することができるんだと心強くなりました。

  • この本を執筆した当時、著者は八十四歳。
    しかし九十何歳だったかの本も出版されているのを見たような気がする。
    とにかく好奇心旺盛で、前向きで、パワフルな人なのである。

    英語を勉強し直したのが53歳、そして55歳からはグループレッスンから個人レッスンに切り替える。
    ”今から思えば五十五歳という歳は、なんと若く、未来をたっぷりはらんだ年齢だったことだろう。私は女学生の気分であった。”

    六十五歳で取材を兼ねてイギリスをひとりで旅行し、次の年からは自分で計画を立ててイギリスの一人旅行をほぼ毎年行うことになる。

    ”今度は、はじめから終わりまで、自分ひとりで手配し、行動する、完全ひとり旅となる。そこで私は、社長も社員も私ひとりだけの”清川旅行社”を設立した。個人旅行はほんとうに手配が大変だが、旅行者の社長だと思えば、むしろ愉しい。”
    こういう思考が、長生きの秘訣なんだよね、きっと。

    ”ひとりの食事を楽しむコツはいろいろあるが、おいしい料理を記録しておくことも、そのひとつ。”
    料理だけではなく、実にこまめにいろんなことを記録していらっしゃいます。
    出会った人が発した、ちょっと気の利いた言葉などもノートに書いてもらうことにより、正確に記憶に残ることにもなります。

    彼女は積極的に人と知り合い、せっかくの縁を大切にし、十何回もイギリス旅行をしたころには、イギリスに知人(友人)がたくさんできていました。
    このバイタリティには脱帽。

    そして高齢女性の日本人旅行者を迎えるイギリスの人たちがまた、とても素晴らしい。
    さりげなく、当たり前に手を差し伸べる姿は、とてもスマート。
    見てみぬふりをしがちな日本人は、シャイというよりも多分不人情。

    look after=世話をする、気を付ける
    after you=お先にどうぞ
    my pleasure=どういたしまして
    覚えておきたい言葉の数々。

    私もまた英語を勉強し直したくなってきた。
    ただ、イギリスに旅行に行くことはないだろうし、英語で外国人と会話したいとも思っていない。
    洋画を、英語の字幕を見ながら耳でも聞き分けられるくらいになりたい。
    または、英語の絵本を自分で訳して読めるくらいになりたい。

    今はちょっと時間がないけれど、この気持ちは忘れないように記録しておこう。

  • 素晴らしいなあ。53歳で英語の勉強を始め65歳からイギリスに一人旅、計13回も行かれているとは!
    p15
    今から思えば五十五歳という歳は、なんと若く、未来をたっぷりはらんだ年齢だったことだろう。私は女学生の気分であった。ペラペラには程遠かったが、語学を習得するプロセスは愉しさに充ちていた。ものの考え方や形容の仕方が、英語と日本語とでは違う。仕事にも役に立ったと思う。

    しかも古典の先生でいらっしゃるので、英語を学ぶ際も、より深く理解力されるのではと推察。
    48歳のわたし、まだまだ何でもできるなあ、と思った。わたしもやろう!

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