みんなに必要な新しい仕事: 東大卒25歳、無職のシングルマザー、マドレボニータを創業する
- 小学館 (2015年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093884419
作品紹介・あらすじ
社会起業家・吉岡マコの半生記
『心身共にぼろぼろとなった、産後の女性への公的ケアがなにもない』自身の出産で実感したこの社会問題を解決すべく、NPOマドレボニータで活動する吉岡マコの半生をつづる本です。
自分の人生でなにを始めたらいいかわからない若者と
自分の人生はこれで終わりなのかなと思っている大人に
この本は読んでほしい。
私たちはみんな、社会をより良く変える力を持っていると思える本です。
目次内容
<第1章>のちにつながる点と点 子ども時代から大学生活まで
<第2章>「子供が欲しい」。母になった私は無職になった
<第3章>私に必要なものは みんなに必要なもの
<第4章>ひとりぼっちで始めたマドレボニータ ーマドレボニータ創業期ー
<第5章>受益者を増やすために ーキャパシティビルディング期ー
<第6章>組織と創業者の役割
<第7章>産後から社会を変える
【編集担当からのおすすめ情報】
担当編集者の私自身も、著者・吉岡マコ氏のマドレボニータ産後教室の卒業生で、1歳と4歳の2児の働く母です。産前のように長時間働けない自分を不甲斐なく思いながら、ダッシュで退社し保育園に迎えに行く毎日です。
けど、そんな時間の余裕のない毎日でも、マドレの教室で問われていた「自分はどうしたいのか?」を思い出すと、「仕事も子どもも大切だ。葛藤があってもやり続けるんだ。」という、シンプルな答えに立ち帰れます。
吉岡マコ氏の言葉は、力強いけれど、押し付けがましくない。優しいけれど、聞き手の依存は受けつけない。その良さを自分(とマドレボニータ卒業生のみなさん )だけにとどめておかずに、産前産後、老若男女問わず、たくさんの方に知ってもらいたいと思い、この「みんなに必要な新しい仕事」は生まれました。0歳から100歳まで、読めば自分自身の中にも「社会を変える力」はあるのだと思える本です。
感想・レビュー・書評
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産後の女性に心身のケアを行い、女性が母親としての役割に縛られることなく、一人の女性、人間として自分の可能性を最大限に伸ばし人生を送ることを目指すNPO法人「マドレボニータ」を創業した吉岡マコさんの著書。
産後、女性の心身がボロボロになることとか知らなかったため、まず女性の体、つまりは自分の体への理解を深める上でも役立った。自分も出産をした際には、マドレボニータのような産後ケアサービスを積極的に利用して、バランスボールを使って心身を鍛えながらポジティブに育児、仕事、そのほかのプライベートを乗り越えていきたいと思った。
この本は、組織の作り方からマネジメントについて学ぶ上でも示唆深いと感じた。
すごく読みやすい本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F指定:495A/Y92m/Tsuyuki
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産後ケアのフロントランナーの半生、その葛藤と思索の軌跡。美しい母という意味のマドレポニータの活動は、産後の心と体に焦点を当てながら、産後に模索した「在り方」はその後の人生の宝物になることを教えてくれる。実際のクラスは受けたことがないけれど、フロントランナーの軌跡そのものが、母となっても(なったからこそ)自分の人生を生きる勇気を与えてくれる。
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立ち読み
単身マザーの起業フィクション。自伝本。応援したくなるな。 -
1人の想いから全ては始まる
最初は1人でも正しい想いを持っていれば共感を得て、協力してくれる人は自然と現れる
常に持つべきものは周りの人への想いやり
笑顔でいれることは凄いこと、幸せだから笑顔なのではなく笑顔でいれる強さがあるから -
マドレボニータの活動に前から興味を持っていたので、本が出たと聞いて、張り切って読んだ。まだ代表の吉岡マコさんには会ったことはないけれど、マドレのコアメンバーの方や、活動を応援してきたメンターの方など知っている方々の名前も出てきて、親近感がわいた。個人の半径50センチから活動を育んでいくところの悪戦苦闘っぷりとやりがいに関しても共感するところが多々あり。