この1本!: 超人気映画シリーズ、ひとつだけ見るならコレ

  • 小学館
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本棚登録 : 109
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093888707

作品紹介・あらすじ

映画は「早送り」より「厳選」して見よ! サブスク時代、何から見たらいいのかわからない……。そんな現代にピッタリの映画ガイドが誕生!『気まぐれコンセプト』のホイチョイプロダクションズ・馬場康夫氏が超人気映画シリーズの「ベスト」を厳選!『男はつらいよ』ならこの1本!以下、『007』、『スター・ウォーズ』、「マーベル・シネマティック・ユニバース」、『名探偵コナン』、『ゴジラ』、「黒澤明監督作品」、「ピクサー・アニメ」、「オードリー・ヘップバーン作品」、『ハリー・ポッター』、「裕次郎とルリ子のムード・アクション」、『ロッキー』、「スピルバーグ監督作品」、「東野圭吾原作映画」、「21世紀のミュージカル映画」、「クリント・イーストウッド監督作品」、「DCコミックス映画化作品」、「山崎貴監督作品」、「高倉健任侠映画」、「角川映画」、「フランス映画」、「ジャッキー・チェン映画」、「若大将シリーズ」などなど。映画は「早送り」じゃなく「厳選」して見るものだ!『ビッグコミック』の人気連載に大幅加筆。時間がない現代人に贈る新感覚シネマガイド。 【編集担当からのおすすめ情報】 大人気コミック『気まぐれコンセプト』でお馴染みのホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫氏は、『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』などを送り出した映画監督でもあります。そんなプロフェッショナルな視点とミーハーな視点が同居する、サブスク時代必携のシネマガイドです! あなたの「ベスト作品」とはたして一致するか、そんな視点で楽しむのもアリかもしれません。I

感想・レビュー・書評

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  • どのような基準で選んでいるのか、今一つよく分からないところもあるのだが、鑑賞ガイドとして楽しめる。山崎貴の「ジュブナイル」を先日観たが、よかったです。

  •  余暇に読むには程よい1冊。

     タイトルの通り、シリーズものの中から、どれか1作を観るならどれ?という観点で、そのシリーズの概観、こぼれ話を織り交ぜつつ、オススメの1作を紹介するというもの。

     だんだん、シリーズものじゃネタがないのか、同監督作品の中でとか(黒澤明、スピルバーグ、イーストウッドなど多作な監督から)、ミュージカルならとか、フランス不倫映画ならとかジャンルに走ったり、東野圭吾原作映画では?という、もう最後の方は、なんだかわからなくなるくくりになるがご愛敬。

     それぞれの章で、作品が一覧となっているので、全作品を眺めて見落としているもがないかをチェックするのにも役立ちそう。

     自分としては、ちょうど『ロッキーⅣ』の2021年度版再編集版を見た直後に本書を見かけたので、その『ロッキー』シリーズの中で観るならどれ?という解説は興味深く読めたし、もちろん見るべきは第1作だけど、敢えて・・・という選出になるほど、と。

     大好きなSWシリーズも、そう来たか!?という、これまた言い得て妙の1作を推していて、なかなか面白かった。

     その他は、ざっとこんな感じ。
     『007』、「マーベル・シネマティック・ユニバース」、『名探偵コナン』、『ゴジラ』、「ピクサー・アニメ」、『ハリー・ポッター』、「裕次郎とルリ子のムード・アクション」、「DCコミックス映画化作品」、「山崎貴監督作品」、「高倉健任侠映画」、「角川映画」、「ジャッキー・チェン映画」、「若大将シリーズ」
    などなど。

     ごらんのとおり括り方がバラバラだし、『007』なんかは、主人公も替わっていくので、誰のボンドで観るか? その中でどれか?みたいな選択もあるのになあ。
     今回はシリーズものに限定して、続編で監督しばり、役者しばりと、2,3冊つづけても良かったのではと思うところ。

  • ありがたや。
    馬場さん、仕事してる暇ないわけだ^_^

  • 映画に造詣の深い著者なので、知らなかった作品や監督の情報が知られて、とても役に立った

  •  もう一つ、黒澤映画で特徴的なのが、脚本作りのシステムだ。黒澤映画は、全30作品中21本が共同脚本による作品である。
     脚本家・橋本忍は、前述の『複眼の映像』の中で、そのシステムについて詳しく書いている。それによると、黒澤映画、誰か一人が書いた第1稿ができると、複数の脚本家が旅館に集まって、第1稿をもとに同じ場面をヨーイドンで再び書くのだそうだ。そして何人かが書いた脚本の中から、最も優れたものを場面ごとにチョイスして、一つにつなげるのだ。司令塔の役割を果たしたのは、日本一脚本料が高い脚本家といわれた小國英雄で、本人はみんなが四苦八苦していても自分は一切書かず、ノンビリ洋書を読んでいたという。だが、たとえば、黒澤が書いた『生きる』の脚本を一読して、できごとが時系列で語られるのは退屈だから、主人公をとっとと死なせて途中から通夜での回想にしろと指示したのは、小國である。黒澤は怒って原稿用紙を40枚くらいその場で破ったそうだが、結局小國の指示通りに直し、おかげで『生きる』は傑作になる。
     こうした、常に冷静で客観的な目が加わる共同作業で脚本が書き上げられているからこそ、黒澤映画は、世界に通用する作品になっているのだ。

  • 読みやすいが、結局、人それぞれってこと。

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