- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093890144
作品紹介・あらすじ
情報の洪水にいかに流されない視点を持つか――今回小林よしのり氏は「情報」でなく自らの「感情」を頼りに国内外の様々なニュース・事件を斬っていきます。自分の感覚を頼りに情報に流されることなく「傲慢」をかます。「ゴーマニズム宣言」の原点とも言えるこのメッセージが全編をとおして訴えられていく、そんな一冊です。邦人人質、橋田信介氏殺害、捕虜虐待……イラク情勢と自分はどう繋がっているのか?北朝鮮外交、日米同盟、中台問題……小泉「亡国」外向は日本人のどんな心根の反映か?長崎女児同級生殺人事件は日本社会の何を象徴しているのか?「イラク」「アメリカ」問題にこだわらず全方位的な評論がなされておりゴー宣言の醍醐味を濃縮した内容となっております。「笑い」と「武士道」についての異色対談ほか特別企画も満載です。
感想・レビュー・書評
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2004.12初版発行。
イラク、北朝鮮問題が中心の内容。
世間的には著者の考えは「右寄り(極右?)」と捉えられているようだが、基本的には相当リベラルだと思う。
自分の考えが間違っていたと感じたら、それを普通に告白し持論を変えていく。過去の自分の考え方に固執しない。
このスタンスは、自分が知る限り、養老孟司氏のそれにとても似ている。 -
帯表
「武士道」あり「お笑い」ありの異色対談ほか特別企画満載!
日本人よ、独立自尊の精神を忘れるな! -
よしりん、おもしろすぎる。。。
今回読んだときは歴史問題も興味深く、もっと知りたいという欲求も表れた。昔読んだときは文字の難しさ・多さにヘキレキしたのだが。といっても難しくて本当に理解できていないんだろうけど。身近に中国人(広東系)がいるのと歴史に興味が湧いたのと、国語力のアップがゴーマンを読めるきっかけになったのだろうか。書いてることは率直なだけに知りたくない!ってぐらい、アメリカ刑務所の残忍な日常や中国人とチベット問題など。はぁぁぁぁって溜息なところに、秘書キシバタさんのエッセイが可愛らしくてもっと読みたいw 堀辺正史氏との武道待望論が爽やかな対談。マンガは墨子の話、最高裁まで行ったよしりんの話に感服。 -
意外な発見〜イラク戦争に大義がなかったのが明らかになった前後。NGO3名の誘拐と解放。フリージャーナリスト橋田信介の死。小泉訪朝。女児殺人。最高裁で逆転勝訴。〜夕べ読んだ『最後のアジアパー伝』:鴨志田穣著で触れていた鴨のボス・ハシダさんとは,この人だった。2年前だったねえ・・・目が見えなくなったイラク人少年の治療を日本でやって,送り返して,イラクで取材移動中殺害された人。昨日の本で,タイにいたとき手伝いのタイ人女性(ホストに入れ込んで机から金を盗んでいた)に手を付けていて,元全学連委員長,サラエボにいる両親に持っていってくれと段ボールを預かり,これは絵になるとテレビ局に売り込み,そこにいた婆さんを田舎に送り届けて2週間分の番組にした。盲目のイラク人少年の治療も絵になったよな。あのビデオを西原の元亭主が撮っていたかも知れないとはね。ファルージャで鴨志田も死んでいたかも知れない。『最後の・・・』が2002年,この『勝者の余裕』が2004年,今年2006年も残り少なくなった。
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私が一番面白かったのは「最高裁で逆転勝訴したわし」です。一番リラックスして読めました。相変わらず難しい内容ばかりだけども誰にでも興味が持てるように書いてあるのはさすが!!