早坂茂三の「田中角栄」回想録

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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093941518

作品紹介・あらすじ

昭和22年初当選から日米繊維交渉、日中国交回復、日ソ交渉から日本列島改造、そして、ロッキード事件まで-。腹心の元・秘書が初めて明かす、人間田中角栄とその政治思想。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の早坂茂三氏は田中角栄の秘書を23年務めた人で、それだけに田中角栄のことをもっともよく知っている人の一人だろう。 その著者が田中角栄が語った整理理念や考えた方を纏めている。



    自分が政治とかを意識しだしたときには、田中角栄はもうロッキードで有罪判決を受けて、死んでいた頃なので、何をしたのか、どんな人だったのかはよくわからない。 しかしこの本で田中角栄の経歴や考え方などを読むと、戦後最大の政治家といわれる理由や未だに日本の政治において田中角栄の影響があることがよくわかる。



    いろいろと問題も多かった人のようだが、それでも日本のことを考え日本のために行動した政治家だったのだと言うことがよくわかる。

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著者プロフィール

早坂 茂三(ハヤサカ シゲゾウ)
政治評論家
1930年北海道函館市生まれ。1955年早稲田大学政治経済学部卒業後、東京タイムズ社に入社。政治部記者時代に田中角栄氏と出会い、以後23年間、敏腕秘書として勇名をはせた。「日本列島改造論」の名づけ親でもある。田中氏の病気療養を境にフリーとなり、政治評論家として活躍。『オヤジと私』を皮切りに、『田中角栄回想録』『政治家 田中角栄』『駕籠に乗る人担ぐ人――自民党裏面史に学ぶ』『宰相の器』『鈍牛にも角がある』『意志あれば道あり』(以上、集英社文庫)など多数の著作を出版する。2004年、肺がんのため逝去。

「2016年 『田中角栄と河井継之助、山本五十六』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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