アラマタ図像館 1 (小学館文庫 R あ- 4-1 VISUAL SERIES)

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094031119

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  • 怪物とは〈反自然〉の存在である。したがって地理的に自然の埒外と考えられた辺境の地には、多くの怪物が住むものとされた。アフリカ、南半球、新大陸がそれにあたる。〈反自然〉の存在は〈異常〉であり、それは来るべき厄災の〈予兆〉として意味づけられた。かくして〈畸形学〉と〈怪物学〉が発達することとなった。本編に収録したカラー図版は、他では見ることのできない貴重なもので、旧版を大幅に増補し、解説も加筆されている。(アマゾン紹介文)

    表紙裏にも紹介文と同様のことが書かれているけど、もっと掲載されているイラストのインパクトを押し出した方が良かったんじゃなかろうか。
    15世紀の版画から20世紀のカラーイラストまで、様々な怪物図が目を楽しませてくれる。あまり他で見覚えのない珍しいものが多く、以下の続刊も楽しみだ。

  • 世界の怪物たちの図版を文庫サイズで。荒俣氏の解説も充実。

著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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