- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094035919
感想・レビュー・書評
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ホラー漫画ですね。妖怪は好きなんだけど、その小説となるとちょっと苦手かもです。あとがきで作者が書いているように、当たり前に病院がある現代からは想像が難しいけど、体調不調の原因は魑魅魍魎に求められていた訳で、それが高じて本作のような世界観に至るのも納得。歴史・時代小説ってより、ホラー・SFものとして、どっぷり娯楽に浸れるって意味では優れているかも。何やかや、それなりに楽しめたんですけどね。
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ホラーとあるけど、そう怖くない。
主人公は、①世阿弥&道喜、②闇源氏、③元三大師。
それぞれに、面白い。
ほとんど、女性が被害者、というか、男の勝手でひどいことになってる。
①②は、マンガでそれぞれシリーズ化して、続きが読んでみたい。
でも、どの話も痴情のモツレ、みたいのや、男女の絡みがあるから、
そこを強調すると、R指定になっちゃうかなぁ。 -
3章に分かれており、それぞれ主人公が違います。
Ⅰは能楽師・世阿弥元清(ぜあみもときよ)がメインの作品が3篇。
Ⅱは平安京随一の「狩籠師(かりごめし)」(退魔師)の
源霞(みなもとのかすみ)こと闇源氏がメインの作品が3篇
Ⅲは比叡山中興の祖といわれる第18代天台座主・慈恵大師良源の話で
これは他の作品より長めなので中篇になるのかな?
ホラー小説集となってますけど、怖くはないです。
夢枕獏さんの陰陽師が大丈夫なら平気です。
映画の野村萬斎氏の陰陽師を見てるみたいだった。
雅なゴーストハント(小野不由美)とも言える(○ ̄m ̄)
能や呪禁道や狩籠師と難しそうだけどサラリと読めます。
世阿弥と闇源氏の話は是非シリーズ化して欲しいです。