- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062120
作品紹介・あらすじ
『あの花』チームが贈る、青春アニメ小説版
言葉は人を傷つける――幼いころ、何気なく口にした言葉がきっかけで家族がバラバラになってしまった成瀬順は、突如現れた“玉子の妖精”にお喋りを封印する呪いをかけられてしまう。それ以来、トラウマを抱え目立たないように生きてきたのだが、クラスメイトの拓実、菜月、大樹と共に「地域ふれあい交流会」の実行委員に選ばれてしまった。さらには出し物に決まったミュージカルの主役にまで抜擢されて……。優しさゆえに本音を口にしない拓実、不器用だった過去の恋愛に悩み続ける菜月、甲子園を期待されながら肘を壊した大樹、それぞれが葛藤と苦悩を抱えながら成長への一歩を踏み出す、感動の青春群像劇。大ヒット映画「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を生み出したスタッフが再び集結し、秩父を舞台に感動のドラマを繰り広げる劇場作品「心が叫びたがってるんだ。」を完全小説化。原画&劇中カットを収録したスペシャルカラー16ページ付き。
感想・レビュー・書評
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青春だな~
こういう、みんなで何かを成し遂げるっていう話はいいよね~
言葉って難しい。
知らないで、相手を傷つけてしまう場合もあるし。
黙っていたら相手に何も伝わらないし。
そういう事を乗り越えて成長していくんだよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぜひ映画で観てみたい。
物語としては最高だけど小説としては、、、汗
残酷な世の中にはこういう透き通るように純粋な物語がいつだって必要だ。そしてそれを見た人々は得たものを実生活の中でもきちんと反映させなくちゃいけない。でもそれができないから世界は言葉の暴力であふれてる。一回口から出た言葉はもう取り消せないんだよ。それを分かった上でそんなひどいこと言うの?言われた人の心の痛みを分かってほしい。
心が叫びたがってるんだ
このタイトルにまず惹かれる。主語は人ではなく心という形のないもの。それでいて誰しもがもっているもの。
そんな心がさけびたがってるんだって。今の私の心もまさにこんな感じ。言葉で言い表させないもやもやをどんどんどんどん自分のなかに溜め込んでしまったらさいごにはどうなるんだろう。
だからこの物語の登場人物たちみたいに自分の心の声を勇気を出して表に出すこと。
個人的に最後の拓実と菜月のやり取りいらないかなあ笑 結局そうなるんかい、って思っちゃうから… -
まあ、このお年頃はみんな悩むよねー。
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小さな時おしゃべりが大好きだった順は
玉子の妖精に口にチャックをされた。
それから話すとお腹が痛くなってしまう。
だから一言もしゃべらなくなったが
高校の秋、ミュージカルの主役に抜擢され
仲間と一緒に成長し、のびのび生きていこうとする物語。
高校が舞台になっている青春のストーリーで
読むなら今しかない!!
by わにお -
んー
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過去のトラウマに関して自分が書く小説に近いものがあったので読みました。
人間関係の脆さや人の心の弱さがとても心に響いています。言葉一つで人間関係が崩れるなら人間って弱いものだと改めて感じました -
ミュージカルを成功させるという目標にクラス一丸となって挑む青春群像劇。
過去のトラウマや人との距離感が見事に描き出され、みんなで1つのものを作り上げる時の心の機微や苦悩が痛いほど感じられた1冊。