女優A (小学館文庫 お 32-4)

著者 :
  • 小学館
2.20
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094062229

作品紹介・あらすじ

「モンスターU子の嘘」作者の悪女小説

「演じること。それがわたくしのすべてです。女優・清宮朝子も藝の神様が与えて下さった役だと思い、一生懸命演じております。わたくしに素顔なぞいりません――」
誰もが目を奪われ、憧憬の眼差しを向ける銀幕のスタア・清宮朝子は、数々の名作を残すも、突如、姿を消してしまう。
それから、月日の流れた平成二十五年春。ある保険会社のテレビCMを機に再燃した清宮朝子ブームを背景に、彼女を大伯母にもつ女優・清宮凜子、そして彼女の母で元女優の清宮祥子は、某テレビ局の開局六十周年記念のドキュメンタリードラマ「清宮朝子を捜して」の製作記者発表会見に臨んでいた。伝説の女優を係累に持つ凜子が、再現ドラマで朝子を演じるという話題性で、多くの報道陣が詰めかけていたのだ。
半世紀を経て、謎の失踪を遂げた朝子の狂気の第二幕が今、上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 2016.05.10 悪女本を探していて見つける。

  • 女優・清宮朝子をめぐる謎に迫る物語。豪奢なお屋敷や銀幕の大女優、突然の引退、パトロン、お嬢様に好意を寄せる運転手…など、設定は魅力的だっただけに、さらっと展開してしまったのが残念。設定を生かしきれていないように思った。
    そして、朝子がどんな女性だったか、いっさい明らかにしないまま終わるか、すっきり描ききって終わるか、どちらかの方が良かったような。
    全般に盛りあがりに欠けて、何だか消化不良。

  • 銀幕のスタア。
    原節子さんのイメージ。
    いま、そういう俳優さんっていない気がする。

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著者プロフィール

一九六五年、福岡県生まれ。女性誌のライターなどを経て、二〇〇六年に『きょうの私は、どうかしている』でデビュー。他の著書に『モンスターU子の噓』『花の命は短くて…』『帰ってきたエンジェルス』など。

「2020年 『咲ク・ララ・ファミリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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