- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094065077
作品紹介・あらすじ
“食いもん”と“幸せ”は、よう似とります
連続ドラマ化もされた美味しいミステリー最新作第五弾!
もう一度あの「食」に出会えたら、彼の本当の気持ちがわかると思ったんです――。京都にある看板のない食堂には、思い出の味を求めて今日も迷い人が訪れる。元彼と別れた原因の親子丼、亡き息子の優しさが詰まっていた焼売、妻と息子が好きだったのに、どんな味だったか思い出せないきつねうどん。夕食を家でとらない元夫が毎晩食べていたおでん、遭難しかけた際におばあさんが食べさせてくれた芋煮、ひとめぼれした彼が完成させたかったハヤシライス。盛りだくさんなメニューを鴨川流・こいし親子が今回も見事に捜し出します。
優しさも特盛!
辛くて泣き出しそうな日は、ぜひご来店ください。
【編集担当からのおすすめ情報】
第一話 親子丼………………元彼の忘れられない行動
第二話 焼売…………………………息子への嘘と後悔
第三話 きつねうどん………………死に神みたいな人生
第四話 おでん……………………かけ違えた心のボタン
第五話 芋煮…………………山中で出会った救いの神
第六話 ハヤシライス…………避暑地の閑かなロマンス
感想・レビュー・書評
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今回は非科学的な話とかもありいつもと少し風味が違う、それもいい。芋煮の話も良かったけど最後の書き下ろしのハヤシライスは涙腺緩みっぱなし。すごくすごくいい話だった。
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食を探してもらうより、鴨川食堂の
おまかせを食べたいのは、私だけじゃないはずだ。
なんとなくあの辺だろうなとわかるので
行ってみたら面白そうな気がする。 -
いつものパターンなのに、どの話を読んでもいつも心が温かくなる一冊。
食べ物にはそのときの人の感情を思い出させる力がある、というのをひしひしと感じさせられる。 -
全体的に何か物足りないのは、鴨川親子と依頼主の3人だけの会話で話が進むマンネリ化のせいかな。
いつのまにか登場しなくなった常連客達はどうしているのでしょうか。話の展開にもう少しピリッとしたスパイスが欲しいです。
話の内容よりも依頼の度に何日も探偵業で店休が続くであろう店の経営が心配。
店の内装にそぐわない豪華なおまかせ料理が出てきたら懐具合とそのお値段を想像してビクビクしてしまいそう…。
こいしの態度や言葉には相変わらず横柄さや棘を感じるけれど、最初の頃よりは少し穏やかになっているのかな。
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切ないお話が多かった。家族や親しい人が亡くなって探したい食のお話。これからまた歩き出すための思い出。
ちょいちょいこいしと依頼者がかみ合わない場面があるな。物語だからそういう細かい設定のことまで自分の中で考えてなかったからの違和感で、普通に仕事をしていたら、そういうしっくりこない感じは往々にしてあるのだろう。 -
(2021/5/28読了・第7弾まで)
はんなり
まんぷく
もてなし
続けて読んだ -
ご飯の種類の羅列があきて
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涙を流してしまいます。