- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094065091
感想・レビュー・書評
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映画、あることすら知りません!前日譚なのかな?読み終わってだいぶ経ったのであらすじを忘れてしまったが、明るく独特のものの見方ができる少女と、思い込みが激しいが愛情深い少女が出会い、ある「殺人事件」の事実を解明しようとするお話。だった気がする。
乙一の文体に浸りたくて読んだからかもしれないけれど、いまいち不完全燃焼感があり残念。これから映画につながるんでしょうか?時間があったらまたみてみます。
女の子の現実と、その中で夢見がちな価値観を味わいたいときにオススメ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ガールミーツガールであり自分見つけである.決してネガティブな,嫌な気持ちにはさせず,青春の一頁を切り取り,読了後もその後を欲する気持ちを起こさせる.
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岩井俊二監督の映画を原作にしたノベライズ作品。
映画の初項と決定稿と、乙一のオリジナルのブレンドで、
映画とはまた別の作品として仕上がっている。と思う(^ ^;
済みません、映画の方は見てないので(^ ^;
登場人物が、みな濃ゆい(^ ^;
主人公も、クラスメイトも、親も(^ ^;
親の離婚で転校して来た中学生が主人公。
クラスでは、何故か皆から距離を置かれてしまう。
いじめっ子やら、クラスを支配する謎のオカルト少女やら、
隣家からずっと覗いてくる引きこもり少女やら、
四クセも五クセもある連中に囲まれてもがいている間に、
徐々に全貌が見えてくる「学校で起きた事件」。
その事件の謎を暴き、引きこもり少女を救うべく
行動を起こす主人公アリス。
が、所詮は中学生だし、解決の「手法」が
びっくりするほどもどかしい(^ ^;
肝心なところで大ドジかましたりするし(^ ^;
結論から言うと、トラブルは解決し、
引きこもりも学校に戻ってくるし、
アリスも自分の居場所をきちんと手に入れるし(^ ^
これは原作映画があるから、なのかも知れませんが、
全体を通して文章が非常に「映像的」な印象。
その分、読み物としてだけ捉えてみると、
ストーリーの「ひねり」が今ひとつか(^ ^;
乙一氏がゼロから書いた作品だったら、
もう二ひねりくらいぶち込んでくるかな、と(^ ^;
その分、星一つ減(^ ^;