えんま様の忙しい49日間 (小学館文庫 し 19-1 キャラブン!)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 192
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094065237

作品紹介・あらすじ

地獄でまた会おう

古いアパートに引っ越してきた青年・炎真の正体は、休暇を過ごすため百年ぶりで現世へやってきた地獄の大王閻魔様。
地獄で働き詰めの炎真の願いは、ひらすらだらだら過ごす癒やしの休日。ところが、ふらふらとさまよう幽霊を街角で見かければ説教してあの世に送ってみたり、目の前で起きている犯罪を見逃せず生者の面倒まで見てしまったり。そのたび「また働いてしまった!」と、秘書の小野篁に向かって嘆きながら、後悔ばかりしている。
おまけに、現世で不動産業を営む地蔵菩薩からも霊がらみの案件を任されて、「面倒くさいことこの上ねえ!」と憤慨する炎真。駅の自動改札機に冷や汗をかき、人混みに目を回し、コンビニスイーツに舌鼓を打ちながら、トラブル解消のために百年ぶりの現代日本を駆け回ることに……!
世話焼きな同居人の秘書・小野篁、記録係のお子さまズ・司録&司命も加わって、現世に閻魔様の裁きが下される!? にぎやかに繰り広げられる、地獄行き事件解決録!

感想・レビュー・書評

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  • 《神様の子守りはじめました》から霜月りつさんの本が好きです。
    この作品も裏切らない。
    恐ろしいイメージのえんま様が仮の姿だけどイケメンで、他の登場人物もイケメン揃い。
    子どもから大人まで楽しめる作品です。

  • 一番最初に読んだ文庫本で一番の思い出。最高だ。とにかく最高で、一時期将来の夢は決まって「閻魔大王」って答えるくらい大好きな作品です。まじで読んでほしいです!!

  • 人間界を満喫している炎真。でも休暇のはずなのに、仕事をしてるよな~。と思いながら読んでいた。なんだかんだと文句を言いながらも、放っておけないお人好しさが楽しい。現代社会で戸惑ったり、楽しんだりしているのも、トラブルを解決していくのも、もっと見たくなった。

  • 友達に借りて。
    この人の文章が好きとのことで、なるほど、友達の書く柔らかい読みやすい文章に似てた。
    物語りも怪異への巻き込まれ方がワンパターンではなく様々でコロコロと楽しく読めた。

  • 先日最新刊から読んでしまったので、
    今回は1巻を読了。

    5話構成のお話。

    仏様好きには堪らない関係性や、閻魔様や地蔵様の役割が随所に活きていて毎回泣かされてしまいます

  • 読みやすい作品でした。続編があったら楽しみかも☝️

  • そりゃ、閻魔様といえば、篁がついてくるか! 篁さん あちこちに出没するな~

  •  休暇で現世にやって来た閻魔様と秘書の小野篁さんのお話。
     このお話だと、篁さん、閻魔様の秘書なんですね。
     鬼灯の冷徹だと秦広王に仕えてるけど。

     司録ちゃんと司命ちゃん、かわいい。

  • 2018.8.22

  • 神様の子守りシリーズの作者さんの新作。
    神は神でも地獄の神、閻魔さま。
    閻魔さま、ほんと良い仕事するなー!
    どの話も良かった。
    1話目からして良かったわ。子供を助ける閻魔さま素敵だわ~。
    2話目の廃ビルの話は素敵だった…!
    こんな恋が出来たらなぁ。というか50年越しの両思いとかほんとツボすぎて。
    5話目は色々分かるところがあったしんどかった。
    小学生のときは手繋ぐのこっぱずかしいよなぁ。
    孝宏くん、しずくちゃんのことをきっとずっと見守ってたんだろうな。
    手をしずくちゃんが離してくれなかったとしても、それを良しとしてずっと傍にいたんだと思う。
    今回事故に遭いかけたしずくちゃんを助けられて嬉しかっただろうな。
    しずくちゃんもしずくちゃんで救われたと思うけど、それと同じくらい孝宏くんも救われただろうな。

    これもシリーズ化するのかな?
    まだ閻魔さまの滞在日数あるよね。続きがあるなら読みたい。

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著者プロフィール

■著者
霜月りつ(しもつき・りつ)
富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー。
著書は『神様の子守はじめました。』(コスミック出版)、『あやかし斬り 千年狐は綾を解く』(小学館)、『百華後宮鬼譚』(ポプラ社)、『探しものは妖怪ですか?』(新紀元社)など多数。

「2023年 『神様の用心棒 ~うさぎは星夜に涼む~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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