- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094066395
作品紹介・あらすじ
死神執事と顔だけ探偵の謎ときファンタジー
役者くずれの猪目空我は、かつてスタイリッシュな探偵役で人気を博した美形男子。とくに探偵としての能力があるわけではないが、とある事情で俳優業を廃業した今、ほかにやれることもないので、見た目重視の雰囲気探偵事務所を開業することにした。そこで格安賃料で借りたのは、とある古い屋敷の一角。ちなみにこの屋敷の住人は謎めいた年若いお嬢様と、彼女のお世話をする美しい執事のみ。ここに怪しさ爆発の大家と店子が誕生した。
一方、お屋敷のお嬢様に仕える執事にも秘密があった。それは彼の正体が死神だということ。その特殊能力としては、まずはひとの寿命が見え、さらに幽霊の姿を見ることもでき、たとえば死にゆく人に願われた場合、三回だけ「カーテンコール」と呼ばれる延命に応じることができる。彼は仕事だけが生きがいの自称エリート死神なのだが、過去の仕事での唯一の汚点を払拭するため、執事姿で人間界に留まっているらしい。
三者三様、それぞれの利害が一致して、なし崩し的に空我と死神は心霊がらみの依頼を解決することになるのだが……。
エリート死神執事×スタイルのみのハリボテ探偵が贈る、人生最後の謎ときやりなおしファンタジー!
感想・レビュー・書評
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かつて人気を博していた探偵子役は、大人になって
探偵をしてみる事にした。
演じるのと職業はまた別では?! な最初ですが
登場人物に執事がいる時点で、どうでもよくなる状態。
大家に仕えている、という事なのですが
何故大家は冷たいものしか口に入れないのか等
色々な謎も次々と判明。
しかしこの主人公、脳筋とはこういう人を? と
思えるほど素晴らしい感じです。
単純とも言えますが、美徳は素直?
彼の過去もちょこっと分かります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初がなかなか入り込めず、でも終わりは気になったので、まず最終章を読み、意外と面白かったのでもう1つさかのぼり…結局最初から最後まで読んだ。正確には、最後から最初まで、だけど。名探偵がいいキャラ