風間教場 (小学館文庫 な 17-5)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 809
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094068528

作品紹介・あらすじ

80万部突破の警察学校小説最新作!

第百二期短期課程の仮入校を控える警察学校で、新任の久光校長が風間公親教官に命じたのは「退校者ゼロ」の教場作りだった。一人でも落伍者が出た場合は、責任者の風間に辞めてもらうと言い渡す。
刑事指導官時代に現場を共にした平優羽子を助教に、第九十八期の卒業生・宮坂定を現役警察官兼生徒の「世話係」に迎え、新学期が始まった。備品の紛失、生徒の妊娠発覚など、教場では問題が続く。生徒を厳しく指導して篩にかけ、警官の資質がないと判断するや即はじき出してきた鬼教官が、新たなミッションに挑む!
初の長編作品となるシリーズ第四弾。



【編集担当からのおすすめ情報】
木村拓哉主演で2021年新春、
スペシャルドラマ第2弾の放送が決定!
シリーズ80万部突破!

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、警察学校の話とはいえ、全部学校内の話で、まるで学園ものだった。期待外れ。

  • ドラマは見たことがあるけれど、原作を読むのは初めて。ドラマとの相違も楽しめた。
    風間教官は厳しいけれど、ちゃんと相手を見ていることが伝わってくる。
    ラストは感動。すごく良かった。

  • シリーズ4作目。
    今までの中で一番好きかも

  • シリーズ第4作目。
    まず素朴な疑問としてタイトルが「教場3」ではなく何故「風間教場」なのかと思った。
    次に「一人も退学者を出さない」という無理ゲーのお題。いくら小説とはいえ現実では20~30%の退学者が出るという中で、無理があるのではないかという設定の違和感。
    だがこれらの疑問や違和感は最後まで読むと納得する。
    この後のシリーズ第5作、第6作がこの「風間教場」の続きではないのも理解できる。

    シリーズ作品なのである意味面白さに慣れてしまっているが、結局はこの作品も安定の面白さ。また次の作品を読もうと思わせてくれたのがありがたい。

  • ドラマ教場2の内容。ドラマでの変更多い?

    相変わらず風間教官の洞察力半端ない。

  •  教場シリーズ第4弾。本作はシリーズ初の長編。シリーズ時系列としては、最後に位置する。内容的には、風間公親の最終章といった印象が強い。
     テレビドラマでは鬼教官の印象が強いが、小説ではそれほど鬼教官の印象は感じない。特に本作では、風間自身も歳をとってきたせいか、鬼というより老獪といった感じが強い。ただ、観察眼の鋭さや分析力の高さは健在。
     長編ではあるが、話はところどころ切り替わるので、それほどの長さは感じずに読むことができる。

  • ドラマと違い、やっぱり原作の方が風間の人間性や思考がよくわかる
    1と2作目と違い、生徒より風間自体を主体に書いてあるので新たな読みごたえが加わってた気がする

  • 面白かった!
    一日で一気に読んでしまった。
    キムタクとイメージを重ねて読んでいる。
    教場0は捜査現場での指導だったが、被害者がクズ過ぎて、犯人が捕まることに感情移入出来ず、3話の途中で読むのを辞めてしまった。
    やっぱり、このパターンが面白い。
    傑作です♪

  • 2023.5.2

  • シリーズ一作品目での風間教官は、何を考えているのかよく分からないような謎めいた感じで表現されていたので、ともすれば感情の振り幅が狭めな淡白な人物にも受け取れました。
    その何もかも見通しているような完璧さが不思議な魅力になっていたと思いますが、そんな「よく分からない人」からスタートして、シリーズを読み進めていくうちに段々と風間という人物がどんな人なのか見えてきて、それが今作でくっきりと明確になったと思います。
    今までと違って風間というキャラが何を考えどう感じたのかがよく分かるので、人間的な暖かみを感じられて風間のことがより好きになりました。
    生徒たちのことを「心配だ」とか「安心した」とかいう気持ちが風間にもあったんだ!みたいな…笑

    ドラマ版は、この前再放送していた2を観たのですが、ストーリーやキャラ設定を大きく変えていることに驚きました。
    ただ、作品をぶち壊すような変な変え方だとは感じなかったので、今放送している連ドラにも期待しています。今のところとても面白く観ています。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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