- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094068832
作品紹介・あらすじ
2000字で世界が反転する!驚愕の30編
アイドルの握手会に参加したファン、テレビ番組でパンダと対決することになった肉体派タレント、完璧な密室を作り上げた推理小説作家――人々を待つ運命とは? 2000字、原稿用紙5枚分の“超”短編小説で、“大どんでん返し”に挑む。小説誌「STORY BOX」の人気企画をオリジナル文庫化。ミステリー、ホラーから歴史小説まで、多彩な30編!
【執筆者】
青崎有吾、青柳碧人、乾 くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田 陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村 薫、呉 勝浩、下村敦史、翔田 寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明 恩、田丸雅智、辻 真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥 鶏、法月綸太郎、葉真中 顕、東川篤哉、深緑野分、柳 広司、米澤穂信(五十音順・敬称略)
【編集担当からのおすすめ情報】
小説誌「STORY BOX」の人気連載が文庫オリジナルで登場。
ミステリーから歴史小説まで、多彩&豪華作家陣による
切れ味鋭い“超”短編集です。
感想・レビュー・書評
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超短編ミステリー、30篇。
たった2000文字に、まさかのどんでん返しが。
それぞれラストは、驚きの展開です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さくさく読めた。
タイトル通り超短編なので、「がっつり読書する!」というより、スキマ時間に読むのに適している。
1番初めの作品が1番面白かった。乾くるみさんだからなのかもしれないし、それ以降の作品は「どんでん返し」に慣れてきたから比較的そう思ったのかもしれない。
意味がわかるものもあれば、どういうことなのかわからないものもあった。
作家さんのプロフィール、さすが、みなさん優秀な大学を出てらっしゃるんだなあ…と思った。
読書が好きな人よりも、読書に抵抗あるなって人におすすめ。
短くて読みやすいので。
読書家の人たちには物足りなさがあるかも。(ちょっと物足りなかった…) -
小学館文庫編集部・編『超短編! 大どんでん返し』小学館文庫。
大どんでん返しが仕込まれた2,000字の超短編30編を収録したアンソロジー。
収録作は、ミステリーもあれば、ホラーやSFもあり、バラエティに富んでいる。流石に超短編ということで消化不良の短編が目立つ。その中で面白かったのは、葉真中顕『究極の密室』、翔田寛『墓石』、下村敦史『人を憎んで罪を憎まず』、夏川草介『不運な患者』、長岡弘樹『最後の指導』。
執筆者は、青崎有吾、青柳碧人、乾 くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村薫、呉勝浩、下村敦史、翔田寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明恩、田丸雅智、辻真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥鶏、法月綸太郎、葉真中顕、東川篤哉、深緑野分、柳広司、米澤穂信。
本体価格500円
★★★★ -
手軽にどんでん返しを楽しめた。
一話、数ページで驚けた。
お気に入りは『vsパンダ』、『白木の箱』、『人を憎んで罪を憎まず』。
『vsパンダ』はキャッチーで面白かった。
『白木の箱』はしゅんとしながら読み始めたら、最後にしっかり騙された。
『人を憎んで罪を憎まず』は苦しみが容易に想像できて、最後も悲しいどんでん返しだった。
他の作品もどんでん返されまくりで良い一冊だった。 -
星新一が好きで、
ショートショートもちょこちょこ読むけど、
今回当たりですね!
中には、うまく伝わらなかった
ものもあったけど、
色々な方が書いているのでそれが良かったのかな。
ショートショート好きな方にはオススメです。 -
短編でのどんでん返しとなると、自ずとパターンは限られてくるため、
結末や展開での驚きは少なかったが、
この短い文章の中での表現力や、発想力は凄いと思いながら読みました。
通勤やちょっとした隙間時間にオススメ。 -
4ページ×30編という超コスパ良いアンソロジー。
個人的に期待してた作家の作品がイマイチで、特に何とも思ってなかった作家の作品に面白いのが多かった。
自分の中でのその作家に対するハードルが高かったのかも知らんが。 -
読んでて思い出したのは、最近流行りのイントロからサビが既に始まってる音楽。
手軽にサクッと楽しめるところがなんか似てる気がする。
どんでん返しって長編でじわじわ伏線回収していくのが私は面白いなって再確認しました。
でも本当に短い内容に毎回驚かされたり、ハラハラさせる個性ある起承転結が詰まっていて、満足度は高かったです。タイパ良し!笑
いろんな作家さんが参加されていて、もっと読んでみたい本も増えました。 -
1つ1つの話が本当に短いので、すきま時間に読むにはちょうどよかったが、名前だけはよく聞く作家がずらりとそろっているわりに、いい意味で「これは……!」と思えるものは案外少なかった。一番がっかりしたのは恩田陸さんだなあ。最初の数行読むだけで語り手が誰かわかってしまうような、やっつけ仕事みたいなのはやめてほしかった。
<収録作家>
乾くるみ、蘇部健一、似鳥鶏、米澤穂信、日明恩、田丸雅智、辻真先、井上真偽、東川篤哉、葉真中顕、法月綸太郎、呉勝浩、翔田寛、下村敦史、上田早夕里、白井智之、西澤保彦、恩田陸、深緑野分、大山誠一郎、青崎有吾、青柳碧人、伽古屋圭市、柳広司、北村薫、夏川草介、乙一、門井慶喜、曽根圭介、長岡弘樹