前科者 (小学館文庫 わ 9-17)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094070941

作品紹介・あらすじ

希望と再生の物語、映画「前科者」小説版! 罪を犯した者、非行歴のある者の更生に寄り添う国家公務員、保護司。阿川佳代は保護司になり早3年。仕事にやりがいを感じ、道を外れてしまった「前科者」のために奔走していた。担当する前科者の中の一人・工藤誠は、真面目な仕事ぶりを雇い主から評価され順調に更生していた。このままいけば自立の日も近いと心を躍らせる佳代だったが、最後の面会日を前に、誠は忽然と姿を消してしまう。その頃、謎の連続殺人事件が発生し──。 阿川佳代をあの有村架純が、工藤誠を森田剛が演じる話題の映画「前科者」が2022年1月全国公開。消えない罪を背負った者は、過去を乗り越えることができるのか。感動のオリジナルノベライズ!

感想・レビュー・書評

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  • 設定が現実的じゃないなと思ったら、説得力と面白味に欠けてしまった。

    20代のバイトで暮らす女性が保護司というのはありえるのか?
    ありえるとして、監察対象者の男性を独り暮らしの家に招き、時に一緒にお酒を飲み、気づいたら寝てしまうというのが無用心すぎ。

    一生懸命で真面目で天然で、おまけに有村架純、というのが受け入れがたかった。すいません。

  • 「人を殺した、人間でも、更生できますか。」

    四年耐えた。耐えるのには慣れてる。
    だけどある日…。たった一突き。
    それだけでそいつは死んで、自分は前科者になった。
    ひどい事件を起こしてしまったが、誠実で真面目な工藤誠は、雇い主から仕事ぶりを評価され順調に更生していた。
    前科者の未来に期待がふくらむ保護司の佳代だったが、最後の面会日を前に、工藤は姿を消す。

    その頃、警官が襲われ、奪われた銃で、連続殺人事件が起きる。
    福祉課職員、児童養護施設職員。次に狙われるのは…?
    工藤誠は容疑者として警察に追われる…。


    wowowのドラマが面白かったので映画のノベライズを読んだ。
    「この、クソがぁあ!」と叫ぶ有村架純ちゃん(佳代ちゃん)楽しみだなぁ。

    「…佳代ちゃんの弱さは武器なんだから。ダメダメだから安心できるんだ。佳代ちゃんはさ、あたしたち前科者を支えてるんじゃない。寄り添ってくれるからいいんだ。前科者に必要なのはさ、保護司じゃなくて、佳代ちゃんみたいな人間なんだってあたしは思うんだ」
    佳代ちゃんの良さがギュッギュッと詰まったみどりの言葉。

    前科者だからわかる前科者の気持ち、みどりの存在って大きい。何があっても工藤を信じようと決意する、佳代ちゃん。またジタバタするのだね!

    有村架純ちゃんが台詞で言うのと、私が文で読むのとでは何か違う。綺麗事に思えてしまうところがあって…。これは映画も観ないとだね。

    「みどりさん知ってますか? 更生って、生き返るっていう意味なんですよ。もう一度人間として生き返るんです。保護司としてそこに立ち会えるなんて、なんだかすごくないですか」

    罪を償ったとしても、殺された人間は生き返らない、二度と会えない。
    更生とは何かを考える作品。答えはいつも出ない。

  • 希望と再生の物語、映画「前科者」小説版!

    罪を犯した者、非行歴のある者の更生に寄り添う国家公務員、保護司。阿川佳代は保護司になり早3年。仕事にやりがいを感じ、道を外れてしまった「前科者」のために奔走していた。担当する前科者の中の一人・工藤誠は、真面目な仕事ぶりを雇い主から評価され順調に更生していた。このままいけば自立の日も近いと心を躍らせる佳代だったが、最後の面会日を前に、誠は忽然と姿を消してしまう。その頃、謎の連続殺人事件が発生し──。
    阿川佳代をあの有村架純が、工藤誠を森田剛が演じる話題の映画「前科者」が2022年1月全国公開。消えない罪を背負った者は、過去を乗り越えることができるのか。感動のオリジナルノベライズ!

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